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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic3探索者〜First Contact〜
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連絡とれないし!」

「おっと、藪蛇だったか」

「もう!」

「そういやルシル。お前、調査官になるんだよな」

「ん? あぁ、研修も順調だからな。試験を1発合格できるなら、最速で18歳で調査官の仲間入りになると思う。まぁ調査官は結構狭き門だから、さすがに1発とはいかないだろうが」

「調査官になると自然と准将の階級持ちになるんだったっけ? はやてもそうだけどアンタも負けてないわよ、ルシル」

「そうは言っても資格を返上したら即調査官になる前の階級に戻されるという、一時的なものだぞ。しかもあくまで調査官だからこその階級で、それ以上の命令権は無し。形だけさ」

「それでも准将っていう階級はすごいと思うよ、ルシル君。調査官を続ければさらに少将、中将になれるって聞いたし」

「そこまでなる気はないかな。准将止まりで俺には十分だ」

そんな会話をしながら空を翔けること15分ちょっと。ようやく「あ、見えてきた!」目的地の遺跡発掘現場上空に到着。ゆっくりと降下して荒野に降り立つ。そこには作業服を着た男女ペアが1組居て、側には一抱えあるケースが1つ。

「大変お待たせしてすみませんでした、管理局の派遣護送隊です!」

「「お待ちしておりました!」」

発掘作業員さんに敬礼。そしてケースの中身を確認させてもらった。作業員さんの話によると「レリック、と呼ばれる結晶型のロストロギアです」とのことで、ケースの中には赤い宝石のような“レリック”が1個収められてた。“ジュエルシード”より少し大きいかな。とっても綺麗。

「レリック、か・・・」

ルシルがふむって唸ったから、シャマル先生が「ルシル君のデータベースにあるの?」そう訊いた。ルシルのトンデモな知識量の中にはロストロギアのリストがある。セインテスト家の遺伝的な特性ってことで、魔術や固有スキル・複製、さらに知識や知恵などが先祖代々受け継がれてる。その中にはロストロギアのリストもあるってこと。

「詳しいデータが無いのは許してほしいが・・・。レリック。その数は最低でも50個あるとされている。その性質は、高エネルギーを帯びる結晶体で、外部から大きな魔力を受けると規模はまちまちだが大爆発を起こすという危険度の高い物だ。管理局からも第一級捜索指定を受けた、秘匿級のロストロギアだ」

ルシルの話を聞いたわたし達や作業員さん達も「大爆発・・・!?」ケースから距離を取った。

「魔力を受けなければ爆発はしないよ。中継、こちらAチームのルシリオン。発見されたロストロギア・レリックの情報を、本部(アースラ)とBチームに伝えてくれ。決して魔力を当てないように、と」

『りょ、了解です!』

ルシルが中継――観測基地のシャリオに通信を繋げた。これでフェイト達やクロノにも連絡
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