第11話 疑惑と快晴
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もうすぐ2年。
私と里奈の関係は相変わらず.....
部室前に来て、鍵を開ける
「ねぇ〜知ってる?駅前の本屋の近くに新しいクレープ屋ができたんだって!」
「うっそ、まじ?行こ行こ!」
そんな2人のやりとりが後ろから聞こえる。
ほんとうなら私もあんな高校生活を送っていたのかもしれない
そこでふと浮かんだのがμ'sのみんなの顔。彼女たちと練習して、みんなの前で歌って踊って、それで休日には彼女たちと一緒にクレープ食べに行ったり、ゲーセンで遊んだり、カラオケ行って得点競い合ったりしている私の顔。きっと楽しそうに笑っているんだろうな。
今日も来てくれないかな?
でも私は昨日彼女たちの誘いを拒んだ。本音はμ'sのメンバーになりたかった。でも素直になれなかった。
きっと彼女たちはもう来ない。
笹倉大地もきっと......
私は淡い期待を持ちながらガチャリとドアを開ける。
真っ暗な部室なので誰もいるわけない。
近くのスイッチを押して電気をつける
「「「「「「部長っ!!!お疲れ様です!!!!!」」」」」」
矢澤先輩のその顔は『え?何が起こったの?』といった顔だった
「お茶です!部長!」
穂乃果が先頭して部長に労いの言葉をかける
「ぶ、部長!?」
「今年の予算表になります部長」
「部長〜ここにあったグッズ、邪魔だったんでみんな棚に片しておきました〜」
「ちょっと!勝手に--「さ、参考にちょっと貸して。部長のオススメの曲」
続いてことり、凛、真姫が部長部長と、声をかけていく
「なら迷わずこれを...」
花陽は真姫に『でんでんでん』を手渡す
「あ〜!!だからそれはダメだって!!」
矢澤先輩は状況が理解できていなくて後輩に翻弄されている。
無理して話そうという感じだ
「ところで次の曲について相談があります部長!」
「やはり次はよりアイドルを意識した曲ないいかと思いまして。なにかアドバイスお願いできませんか?部長」
「それと〜振り付けと歌もなにかいいのあったら〜」
「どうですか部長!」
押して押して押しまくるμ‘s。押されて押されて押されまくる矢澤先輩。
勝つのはどっちだ!
「.......こんなことで押し切れると思ってるの?」
「押し切る?私はただ相談しているだけです。『音乃木坂アイドル研究部所属のμ'sの7人が歌う次の曲』を」
「え?」
矢澤先輩の質問に対してきっぱり言い切る穂乃果
それを笑顔で見届けるμ‘sと俺。
矢澤先輩はみんなを見渡し、なにか吹っ切れたような
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