第11話 疑惑と快晴
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れは全然とれたって気がしない。それでも学校に行かないっていうことにはいかないので重い頭を持ち上げ、よろよろと支度をする。
こんな時間に登校とか人生初めてだな、としょうもないことを考えた
ガラガラガラ.....
学校に着いたのは丁度昼休み。食堂に行ったり他の所で飯を食う人もちらほらいるが、教室に残って食べる人もいるため、その生徒たちに奇妙な時間に登校した俺を見て驚いていた。
その中に例の3人もいるわけで....
「あ!大くん!どうしたの?遅刻なんて珍しいね」
「大地くん休みかと思っちゃったよぉ〜具合悪いの?」
「大地...何かあったのですか?」
と、3方向から割と同じ内容の質問が飛んでくる
「まぁ.....いろいろとあって...サボった」
本当の事を言うわけにもいかないので軽く流して席に座った
「大くん、昨日電話で言ったこと今日実行するからちゃんとアイドル研究部の部室にすぐ来てね」
「昨日言ったこと?」
はて...なにありましたっけ?
「え〜言ったじゃん。にこ先輩より早く部室に行って待ち伏せするって」
「あ〜言ってたような、言ってなかったような...」
「ちゃんと言ったよ〜。大くんの忘れんぼさん」
だって仕方ないだろ....こっちはこっちで忙しかったんだから
〜☆〜
「ふぅ.....」
授業が終わり、荷物をまとめて部室に向かう。かといってやることがあるわけでもない。あ、でもこの前A-RISEがライブやるとかネットで言ってたわね。それの予約して、特典と日にちを確認しなきゃ。
「ねぇ」
不意に声を掛けられた。
「.....なによ」
「まだあそこで”1人で”部活動続けてるわけ?」
そこには2人のクラスメートが立っていた。もちろん考える必要も無い。
かつて、同じアイドル研究部の部員として活動してきた”元”友達の子。
「別に....今となっては2人には関係ないことよ」
「...まぁいいわ。自称宇宙No.1のアイドル様には私たちと住む世界が違うものね。」
深緑色の髪を耳にかけながら言うクラスメートは里奈
その里奈の背中でコソコソ隠れているクラスメートは真理香。
強気な里奈と弱気な真理香。正反対の性格の2人はなんだかんだいって仲がいいらしい...私には関係ないことだけど。
「もういいでしょ。そこどいて」
「ま〜た1人で部活動?寂しいね〜可哀想可哀想」
....そんなこと思ってもないくせによく言う。
と、思いつつも里奈を無視して教室から逃げるように去る。
彼女達がアイドル研究部を抜けて
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