第11話 疑惑と快晴
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いのにそれが恥ずかしくて上手く言えなかった》。だから穂乃果は元々その子は《鬼ごっこに混ざってたってことにして海未ちゃんを鬼にした》んだよ!』
ズキンズキンズキンズキンズキン......
「そ....そう....なん...だ....」
『うん!だからにこ先輩にも同じことをすればきっと...って、大くん?大丈夫?なんか辛そうな声が聞こえるけど』
さすがに俺の異変に気付いたのか、穂乃果は話を止めて声をかけてくる
「だ...大丈夫...だ、続けて...」
「う...うん。そ、それで私達が明日することは------」
明日やるべきことを穂乃果に聞いてすぐ電話を切った。
「はぁ......はぁ........くそっ!な...なんだってんだよ」
全然身に覚えがないのに勝手に頭の中に映像が流れてきて掻き乱すような痛みが俺を支配する。
海未に会ったのは音乃木坂に来てから初めてだ。
穂乃果やことりだってそうだ
なのに...どうして彼女たちの幼少期の姿が浮かんでくるんだよ
俺は....昔海未...穂乃果やことりにも会っていたのか?
....わからない。
わからないから考える
考えれば考える程頭の中はぐちゃぐちゃになり鼓動が速くなる
『だいくん......たすけて.....』
『だいくん.......ごめ.....んね?ほのかの...せいだね』
違う........
『ほのかのせきにんだよね....ごめんね』
違う違う違う......
『ほのかは.....だいくんのこと......』
「違うっ!!!!!!!!!!」
俺は記憶の無い《記憶》に押し潰されそうな感覚に陥り、
椅子を蹴り飛ばした。
「俺は.........知らない」
俺は........
ふと、意識が途切れた。
〜☆〜
「ん......んぁ?あれ?」
目が覚めたときは辺りが明るくなっていた。どうやらあのまま気絶して眠ってしまったらしい
窓を開けっ放しにしていたため、そよそよと心地よい風が入り込んでくる。太陽が眩しく俺のおでこを照らしている。
こんなにもいい天気なのに俺の心の霧は消える気配は全くない。ふと時計を見る
11時26分を過ぎていた....
「ん?今日って何曜日だっけ?」
まだ覚醒していない頭をフル回転し、今日は木曜日だったことを思い出す
「...いけね、超遅刻じゃん」
しっかり寝た(気絶したの方が正しい)のに疲
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ