第11話 疑惑と快晴
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にっこにっこに〜♪は」
「あっそ....」
予想通り馬鹿にしに来たわけではなかった。
「ちょっと待ってて、お茶準備するから」
「あ〜いえ、お構いなく」
笹倉大地の拒否するのを気にせず黙々とお茶を準備する
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
湯呑を渡して席に着く。少しだけ気まづい雰囲気
お互い話しかけることを遠慮するようなそんな感じ。
もどかしい感じがするのに彼は一向に話そうとしない。
ほんとコイツは何しに来たの?
ただお茶を飲みに来ただけなの?
お茶を飲みながら一点をただじっと見つめて動こうとしない。
彼の言動に理解できないまま20分近く無言の時間が訪れた。
でも、この部室に人がいる
それだけで私は少しだけ嬉しかった。
「先輩...その...1人ってやっぱり寂しいですか?」
「え?」
20分も無言でいきなりその質問は普通ありえなくない?という思いを踏みとどめ、答えを探そうとする
「......そりゃ...寂しいに決まってるわよ」
「そう.....ですか。先輩おかわりお願いします」
え!?コイツほんとに何が言いたいの!?
謎の質問して反応それだけ?しまいにはおかわり要求してくるの!?
いよいよコイツの言動に痺れを切らしてしまい乱暴に湯呑を奪う。
お茶を注いで渡すついでに聞き返す
「あんたは....なんでここにいるの?」
「どもっす」とだけ言って笹倉大地はまた一点を見つめる
「ちょっと!質問に答えなさいよ」
「..........」
「.......なんとなく...ですかね」
「はぁ?」
「単純にここにいたいからですよ。なんていうか落ち着きますね」
「...........ふん」
結局その後もまともな会話がないまま、1時間もこんな微妙な空気が流れていた。
〜☆〜
「それじゃあ先輩、お邪魔しました」
「はいはい、もう来なくていいわよ。あんたといるとよくわからなくなるから」
「そうですか.......また来ます。お茶ありがとうございました」
そう言ってドアをゆっくりと閉めて部室から離れる。
自分でもどうしてこんなことをしたのかわからない
でも...
『..........とっとと解散して欲しい』
『まぁ、部員は1人やけど』
そしてあの部室.....
先輩は設立当時....予想だと矢澤先輩が
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