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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第53話
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すが………………」

「うふふ、そんなに難しく考える必要はないんじゃないかしら、お姉様♪”蒼の深淵”本人も嫌がってはいないみたいだし♪」

(一体どんな対価なんだろうな……?)

(ベルフェゴールが提案している時点で絶対まともな内容じゃないと思うね。)

(同感だ。あの女がまともな内容を対価として提示する等、天地がひっくり返ってもありえんだろう。)

(ええ。しかも”殲滅天使”のあの顔から推測すると、どうせ面白おかしな内容なんでしょうね……)

ベルフェゴールに微笑まれたプリネが表情を引き攣らせ、レンがからかいの表情をしている中、その様子を見守っていたマキアスは首を傾げ、呆れた表情をしたフィーとユーシスの推測にサラ教官は頷いた。



「アンタ……ベルフェゴールに一体何を差し出せって言われたのよ?」

「フフッ、明日になればわかるわ♪」

「ね、姉さん……?」

セリーヌの疑問にウインクをして答えたクロチルダをエマは戸惑いの表情で見つめていた。

「クスクス、エリゼお姉さんには後で教えてあげるからね♪その方が面白い事になるし♪」

「ハ、ハア……?―――ありがとうございます。」

レンの言葉にエリゼは戸惑いの表情をしたがすぐに会釈をした。

(ふふふ、もうこれで対価の内容が大体わかりましたね。)

(間違いなくマスターとクロチルダ様が不埒な関係になる事でしょうね。)

(フフ、ヴィータの様子を見る限りリィンと”そういう関係”になる事についていやがっている様子はないから、もしかしたらリィンの優しさに心を打たれたかもしれないわね。)

(リィン様……昨日エマさん達とまで”そういう関係”になったばかりだと言うのに、もう新しい女性と”そういう関係”になって更に増やすなんて、幾ら何でも節操がなさすぎると思いますわよ……)

その様子を見守り、察したリザイラは静かな笑みを浮かべ、アルティナはジト目になり、アイドスは微笑み、メサイアは呆れた表情をしていた。

(レ、レン!そんな事をしたらエリゼ達が……!)

(うふふ、だからこそ面白いんじゃない♪)

一方自分に詰め寄って必死の表情になったエヴリーヌの小声にレンはからかいの表情で答え

(……エリゼさんに教えたら面白い事になる……?しかも何でエヴリーヌさんがあんなにも慌てているんだろう……?――――!?まさか……!ハア……スカーレットさんがリィンさんに惚れたのもベルフェゴールさんが関係しているような気がしてきた……)

(―――そう言う事か。フッ、これで厄介払いができるな。)

レンやエヴリーヌの様子を見てレンがエリゼに教える理由を考えて察したツーヤは疲れた表情をし、レーヴェは静かな笑みを浮かべてリィンを見つめていた。


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