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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第51話
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「フン、俺達の手であの亡霊を滅するついでに奴を叩きのめしてひっ捕らえれば、万事解決という事だな。」

サラ教官が呟いた言葉を聞いてある事に気付いたマキアスは声を上げ、ユーシスは鼻を鳴らして呟いた。

「そう簡単にクロウを制圧できると思わない方がいいわよ……クロウは”グノーシス”の力で”オルディーネ自身”になる事ができるのだから以前戦った時とは比べものにならないくらいの”力”を得ていると思うわよ。」

「え……クロウが”オルディーネ自身”になれるってどういう事ですか!?」

クロチルダの忠告に一瞬呆けたリィンは血相を変えて尋ねた。そしてクロチルダは自分が知る限りの”グノーシス”に秘められた効果やガルシアに追い詰められたクロウが”魔人化(デモナイズ)”で”オルディーネ”の姿になった事を説明した。


「何ですって!?じゃあクロウはあのヴァルド・ヴァレス同様”グノーシス”に適正している体質だって言うの!?」

「ええ……状況を考えればそうとしか思えないわ。」

サラ教官の推測にクロチルダは疲れた表情で頷き

「クロウがオルディーネ自身になるなんて、滅茶苦茶だ……!」

「まさか”魔人化(デモナイズ)”で”騎神”の姿になるなんて………」

「”グノーシス”―――話に聞いていた以上にとんでもない薬物を開発したようね、”教団”は……!」

マキアスとエマは信じられない表情をし、セリーヌは目を細めた。



「うふふ、そんなに警戒する必要はないと思うわよ?例えオルディーネが出て来ても今度はエリゼお姉さんとレン――――ヴァイスリッターとパテル=マテルもいるしね。ヴァリマール、ヴァイスリッター、パテル=マテルの三体がかりなら、幾らオルディーネと言えど、ひとたまりもないでしょう?」

「レンさん、それは……」

レンの指摘を聞いたツーヤは複雑そうな表情をし

「え……その言い方ですとレン姫も私達に協力してくれるような言い方ですけど……」

ある事に気付いたエリスは不思議そうな表情で尋ねた。



「申し出るのが遅れたけどレンも今後はリィンお兄さん達―――”紅き翼”の”協力者”になるからよろしくね♪」

「ハアッ!?」

「レ、レン姫まで僕達の”協力者”になるだって!?」

「意味不明だし。今度は何が狙いなの?」

レンの申し出を聞いたサラ教官とマキアスは驚き、フィーはジト目でレンを見つめて尋ねた。

「や〜ね、そんなに警戒して♪”今回は”何の見返りも求めない純粋な”好意”よ♪」

「今までの事を考えたら、全然信じられないね。」

「フィ、フィーちゃん。レン姫に対して失礼ですよ……」

笑顔で答えるレンを警戒の表情で見つめるフィーをエマは諌め

「その……できればレ
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