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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第50話
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がっていないでしょうから、当然メンフィルは本来なら存在していないから多分貴女も生きていたと思うし。)

(……正直わかりません。ですが今こうしてマスターの傍にいれる事は以前の私の生活と比べれば”幸福”に満ちている事は確かです。)

アイドスは納得した様子で呟き、メサイアの推測にリザイラが頷いている中、ベルフェゴールに尋ねられたアルティナは静かな表情で答えた。



「それでクロチルダさん、セリカ殿に斬られたクロウの片腕はそのキーアという人に……?」

「ええ、その時にオルディーネと一緒に治してもらったから元通りになっているわ。」

「失った腕をも元通りにするなんて、まさに”奇蹟”の所業ですね……」

リィンの質問に答えたクロチルダの話を聞いたエリスは驚きの表情で呟いた。

「しかし未だに理解できんのが”神殺し”がアームブラストを見逃す際に提示した”条件”だな。」

「そうね……エリゼさんは何か聞いていますか?」

レーヴェの話に頷いたプリネはエリゼに視線を向けた。



「エクリア様によると、私はセリカ様にとって”第一使徒”にあたるエクリア様の”弟子”同然の立場である為セリカ様はエクリア様の”主の義理”として果たしたとの事です。それと後はアイドス様に苦言を言われない為とも申していたとの事です。」

「前者はわかるけど、後者は意味不明だろう…………」

「もしかして”嵐の剣神”ってリィンと同じ超シスコンなのかな?」

「何でそこで俺が出て来るんだよ……」

エリゼの話を聞いてリィン達と共に冷や汗をかいたマキアスは疲れた表情をし、フィーが呟いた言葉を聞いたリィンは呆れた表情で指摘した。



「違うと思うよ。セリカの場合、サティア――――アストライアが深く関係する人物達に対して甘いだけだし。」

「まあ間違ってはいないですけどね………」

「うふふ、実際エステルに対しては滅茶苦茶甘いものね♪」

エヴリーヌの指摘を聞いたツーヤは苦笑し、レンはからかいの表情で呟いた。

「……それで?その娘達の話だとあのバンダナ男がクロスベルの拘置所から脱獄したらしいけど、あのバンダナ男の脱獄とアンタの投降がどう関係あるのかしら?」

「あ…………」

セリーヌの質問を聞いたエマは辛そうな表情でクロチルダを見つめ

「……彼らはクロウの脱獄について、どのくらいの事を知っているのかしら?」

少しの間黙り込んでいたクロチルダはプリネ達に尋ねた。

「―――昨日ノックス拘置所が襲撃され、アームブラストがその混乱に乗じて脱獄した事だけだ。」

「どこの勢力が襲撃した事等は実際にそれを見たクロチルダさんが説明した方が早いと思い、この場に来てもらったのです。」

「そう………
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