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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第50話
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た。



「そうか……!」

「フフ、カレイジャスに待機しているメンバーもあんた達の加入を聞いたらみんな喜ぶでしょうね。」

「ようやくこれで先輩以外のZ組のメンバーが全員揃ったな…………!」

「やれやれ。期限を守れる目途もついていたんだから、それくらいの時期から力を貸してくれてもよかったんじゃないの?」

「セ、セリーヌ。」

「これでわたし達の勝率は更に上がったね。」

「フン、元々俺達が勝つのは当然だろうが。」

一方プリネ達の加入にリィンやサラ教官、マキアスは明るい表情をし、溜息を吐いたセリーヌの言葉を聞いたエマは冷や汗をかき、フィーの推測を聞いたユーシスは静かな笑みを浮かべて指摘した。



「えっと……姉様は何故この場にいるのでしょう?」

「メンフィル・クロスベル連合がエレボニア侵攻を中止した話を聞いてリフィアに兄様達の”協力者”になりたい事を頼んだら許可が貰えたから、急いでこっちに来たのよ。」

「ええっ!?じゃ、じゃあエリゼさんもパント卿達同様私達の”協力者”になってくれるのですか……!?」

エリスの質問に答えたエリゼの話に驚いたエマは信じられない表情でエリゼを見つめ

「はい。大変遅くなりましたが、今後は私も皆さんの御力になりたいと思っています。どうか私も皆さんの仲間に加えて頂けないでしょうか?」

エリゼはリィン達を見回して加入の許可を求めた。



「エリゼ……ハハ、そんな事わざわざ聞かなくてもいいだろう?」

「フフ、あのカシウスさんやアリオスさんと同じ”剣聖”の称号を持つ貴女の力も期待させてもらうわよ。」

「はい。微力ではありますが私も”協力者”として皆さんの力になりますのでよろしくお願いします。」

リィンとサラ教官の歓迎の言葉を聞いたエリゼは軽く会釈をした。

「うふふ、エリゼお姉さん。”ヴァイスリッター”の説明をリィンお兄さん達にしなくていいのかしら?」

「”ヴァイスリッター”……?一体何の事だ……?」

「”ヴァイスリッター”は”白騎士”を意味する言葉だが……」

レンの話が気になったマキアスとユーシスはそれぞれ考え込み始めた。



「要するにエリゼは”騎神”を手に入れたって事。」

「エヴリーヌお姉様……」

「過程も説明せずに、結果だけを説明しないで下さいよ……」

「それ以前にヴァイスリッターは正確に言えば”騎神”ではないぞ。」

エヴリーヌの答えを聞いたプリネとツーヤ、レーヴェは呆れた表情をし

「な―――――」

「ね、姉様が兄様と同じ”騎神”を……!?」

「ハアッ!?”ヴァイスリッター”なんて名前の”騎神”は存在しないわよ!?」

「そ、それ以前にエリゼさんは
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