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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第49話
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ラウラは目を丸くしてクレア大尉を見つめ、フィーは不思議そうな表情で尋ねた。

「大した内容ではありませんよ。武器の改造と、私が使っている”ミラーデバイス”の改造です。」

「ったく、まさかそんな事をしていたなんてね……―――もしかしてレクター少尉がクロスベルに交渉に向かったのは”匠王”の娘達に、既存のグノーシスの解毒薬の量産や”新型のグノーシス”に対する解毒薬の開発に関する交渉もする為かしら?」

「ええ、彼女達にも交渉するとレクターさんも言っていましたから間違いないかと思います。―――それではまた情報が入りましたらお知らせしますので私はこれで失礼します。」

そして通信を終えたクレア大尉はモニターから姿を消した。



「―――セドリック殿下、アルフィン殿下。既にメンフィル帝国も帝都の解放についての情報を手に入れていると思われますが、まずは殿下達自身の口から正式に内戦が終結した事についてメンフィル帝国に報告するべきだと思うのですが、いかがでしょう?」

「そうですね……カイエン公をまだ捕えていない事等についての件もありますし、すぐに報告して事情を説明した方が良さそうですね。」

シグルーンの提案にセドリック皇太子は頷き

「ええ……!お父様達もきっとお喜びになるでしょうね♪」

「まあ、プリネ達の事だからもう知らせているかもしれないけど。」

「フィ、フィーちゃん。」

嬉しそうな表情をしているアルフィン皇女に指摘するフィーを見たエマは冷や汗をかいた。するとその時何かの音が聞こえて来た。



「これって……導力通信のコール?」

「リンデ、どこからよ?」

「えっと、ちょっと待ってね。―――え……バリアハートのクロイツェン州統括領主の城館から来ているみたいよ。」

「へ…………」

「――――バリアハートのクロイツェン州統括領主の城館というと、恐らくプリネ達だろうな。」

通信士を務めている士官学院生の報告を聞いたマキアスは呆け、ユーシスは静かな表情で推測した。

「こんな絶妙なタイミングで通信だなんてたまたまかな……?―――皇太子殿下、皇女殿下。いかがなさいますか?」

戸惑いの表情で考え込んでいたトワは気を取り直してセドリック皇太子達に尋ね、二人はそれぞれ目を合わせて頷いた後セドリック皇太子が答えた。

「勿論繋いでください。」

「わかりました。―――スクリーンに転送して!」

セドリック皇太子の指示に頷いたトワの指示によって再びスクリーンがリィン達の目の前に現れ、スクリーンにプリネが映った。



「あ……プリネ……!」

「―――お久しぶりです、皆さん。まずは内戦を終結させた事……おめでとうございます。先程お父様―――リウイ陛下からメ
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