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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第49話
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ているでしょう。」
パントやルイーズ、そしてシグルーンとリアンヌはリィン達に称賛の言葉を送り
「戦争が回避できてエレボニアが存続できるようになったのは嬉しいけど……」
「まだ解決していない問題がたくさんあって、全然喜べないよね……」
「”結社”を失って行き場を無くした姉さんは今頃どこで何をしているのかしら……?」
「……………………あの女の事だから、くたばってはいないでしょう。」
パント達の称賛の言葉を聞いたアリサとエリオットはそれぞれ複雑そうな表情をし、心配そうな表情で呟いたエマの言葉を聞いたセリーヌは複雑そうな表情で自身の推測を口にした。
「そう言えば……”戦争回避条約”にカイエン公の身柄をメンフィルに引き渡す内容があるが、この場合どうなるのだ?」
「あ…………ま、まさか守れないからという理由で再び侵攻するのでしょうか……?」
ガイウスの疑問を聞いてある事に気付いたエリスは不安そうな表情でパント達に尋ね
「いや、その心配は無用だ。君達も知っての通り『メンフィル帝国が定めた期間以内に内戦を終結させて残りの全てを実行するのならば、メンフィル帝国はエレボニア帝国に対する侵略行為を中止し、和解にも応じる。』とあるが……内戦が終結した後ならば、例の”救済条約”で先に相殺された内容以外の条約に関しての期間は特に指定していない上、しかも実行できないと言っても”犯罪者”の引き渡しができないだけならばリウイ陛下達も大目に見てくれるだろうし、必要なら私からとりなしておこう。」
「私もリフィア殿下にとりなおしておきますわ。」
「ならば私の方からもリウイ陛下にとりなしておきます。今回の件はかつての我が同胞―――”蒼の深淵”も深く関わっていたのですから。」
「………ありがとうございます。必ずカイエン公を拘束し、メンフィルに引き渡す事をお約束しますのでリウイ陛下達のとりなし、どうかよろしくお願いします。」
「他の条約に関しましてはお父様達が復帰し、停止していたエレボニア政府が再開をした近日中に実行する事をこの場で確約致しますので、どうかよろしくお願いしますわ。」
パントやシグルーン、リアンヌの申し出を聞いたセドリック皇太子とアルフィン皇女は頭を深く下げた。
「これでメンフィルやクロスベルの件は気にせず国内の残った問題の解決に集中できるわね。」
「はい。―――行方がわからないカイエン公と貴族連合の部隊の拘束、そして貴族連合に幽閉されたパトリック達の救出ですね。」
「一体どこにいるのでしょう……?」
サラ教官の言葉にリィンは頷き、エリスは不安そうな表情で考え込んだ。
「―――デュバリィの話では士官学院を守っていた兵士達を率いる者が”グノーシス”を持って
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