第二話 幼きよき日々その九
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あの娘の夫に迎えよう」
そのロートリンゲン家の者をというのだ、王はこのことを決めたのだった。大公と二人だけになり話したうえで。
こうしてマイラの縁組が決まった、その縁組を聞いてだった。
旧教の貴族達はこぞってだ、口々に喜びの声をあげた。
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