第五十四話 杉山大佐!囲碁色々!!その十五
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「ああした最低な人間になるからね」
「はい、僕達あんな連中にはなりたくないです」
「絶対にです」
「あんな最低な連中になりたくないです」
「何があっても」
子供達も誓って言う。
「頭を正しいことに使います」
「正しいものの考え方を身につけます」
「そうします」
「うっせえ、糞坊主に糞ガキ共」
「だから勝てばいいって言ってるだろ」
何があっても変わらない二人である。
「どんな謀略使ってもいいんだよ」
「勝つことだけが大事なんだよ」
あくまでこう言う二人である。
「勝たないと意味ないんだよ」
「負けて何になるんだよ」
連載が終了する、この作品においては。
「勝たないとな」
「どうしようもないってな」
「それが世の中だ」
「結果が全てなんだよ」
「だから勝つんだよ」
「結果が全てとか結果を出せって奴に限ってにしてもな」
この世の法則の一つである。
「勝てばいいんだ」
「負ければ打ち切りだと余計にな」
「だから俺達は勝つぜ」
「今回もな」
「しかし囲碁はな」
「難しいな」
二人は今度は勝負の種目について言った。
「イカサマするにな」
「どうすればいいんだ」
「作者も囲碁のルール知らねえし」
「このことまた言うな」
「だからイカサマの方法も知らないぜ」
「それも一切な」
だから今考えつつ書いている。
「それでどうするか」
「どうしてイカサマするか」
「それが問題だぜ」
「一体どうして俺達が勝つ場面を書くのかな」
「勝負は互角だしな」
「このままやってもな」
それこそというのだ。
「仕方ないよな」
「どうしようもないだろ」
「千日手とか論外だろ」
「これ将棋の言葉だけれどな」
「さあ、どうしようか」
「どうして勝つか」
そのイカサマの方法を考えているのだ、勝つ為に。
「考えてもな」
「どうしたものか」
「いや、困ったな」
「どうしたイカサマしてやろうか」
二人で腕を組み考える、そして。
二人共頭にだ、電球にスイッチが入った古典的な描写を出してだった。それで顔を見合わせて言い合った。
「これでいくか」
「作者これ書いてる瞬間にも思いついてないけれどな」
「それもやるか」
「とにかく勝つか」
「勝てば官軍」
「その論理でな」
いつもの論理である。
「やるか」
「勝ってやるぜ」
「さて、日帝衆との最後の戦いもな」
「俺達が貰ったぜ」
こう言ってだ、そしてだった。
二人はそれぞれだった、今回は。
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