暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
シリルvs.ノーラン
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安心してその場を後にする私たち。皆さんが逃がしてくれたんだ、なんとしてもフェイスを止めなくちゃ!!

「シャルル!!もっと急いで!!」
「わかってる!!」

風を切りながらドクゼリ渓谷を目指す私たち。シャルルに負担をかけちゃうけど、急がないと大変なことになっちゃう。

「急がないと間に合わない。大陸中の魔力を消滅させるなんて、そんなこと、させるわけにはいかない」

今は皆さん戦っている真っ最中。このタイミングで魔力がなくなっちゃったりしたら、みんな死んじゃうもん。それをなんとかできるのは私たちだけ。

「だけど、フェイスを止める方法どうするの?」
「わからない・・・けどやらなきゃ!!シリルやナツさんならそうする」

フェイスの止め方はわからない。現地による手動操作じゃなきゃいけないってあったけど、やり方が向こうでわかるようになってるとは限らない。だけど、シリルやナツさんだったら何か方法を見つけるはず。私だって同じ滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)なんだから、頑張らないと!!

「絶対止める!!シャルル!!もっと早く!!頑張って!!」

そう言うとシャルルはさらに速度を上げていきます。こっちはなんとかするから、負けないでね、シリル。



























シリルside

「なんとか逃げ切ったみたいかな」

目を使ってウェンディとシャルルがこのギルド内から脱出したのを確認した俺は、改めて敵に向き合う。ノーランはこちらをマジマジと見ていると、口元に手を当て何かを考えている。

「まだ未完成の時に外に出たのか。通りで・・・」
「は?」

何かをボソボソと呟いているノーラン。彼が何のことをいっているのか、何を考えているのか、さっぱりわからない。

「体の具合はどうかな?シリル」
「眠らせてもらったおかげで、万全だよ」

余裕があるのか、こちらの体調を聞いてくるノーラン。俺はそれに思った通りに答えると、彼は笑みを浮かべこちらを見ている。

「そうか。気付いていないならそれもそれでいいだろう」
「??」

気づいていない?俺の体に何かおかしいところでもあるのか?

「シリル〜・・・」
「ん?」

ノーランと睨み合っていると、ズボンの裾を引っ張るものがいたため、彼女の方に視線を移す。足元にいたのはセシリーなのだが、彼女の顔が妙に強張っていた。

「その腕・・・どうしたの〜?」

腕?彼女が何のことを言っているのかわからず、とりあえずそこを見てみる。すると、ある一部が見たこともないほど変わっており、目を見開いた。

「なんだこれ・・・」

自身の左腕・・・前腕の部分に妙な黒い模様が浮かび上
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