第15話
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表情で同意した。
「フフ、引き受けてくれて何よりだ。―――それでは私はこのあたりで失礼しよう。朗報を期待しているぞ。」
ロイド達の答えを聞いた銀は口元に笑みを浮かべた後ロイド達に背を向けて呟き
「え……」
「ちょ、ちょっと………」
銀の言葉にロイドとノエルが呆けたその時、銀は走り出した!
「ま、待て……!」
「逃がすかよ……!」
それを見たロイドとランディは仲間達と共に追いかけたが、銀の足の速さはあまりにも速く、ロイド達は引き離されて行き、銀が逃げた場所―――屋上に到着するとそこには誰もいなかった。
〜屋上〜
「ここは………」
「どうやら屋上にある鐘楼部分みたいですけど……」
「野郎……どこに行きやがった!」
「ティオ、レン、サーチしてくれ!」
「はい………!アクセス……!」
「ま、無駄だとは思うけどね……―――アクセス。」
ロイドの指示に頷いたティオとレンは魔導杖を掲げて、少しの間周辺を探った。
「え……」
「何かわかったのか?」
「……地上のあたりにわずかに反応がありました。どうやら直接、ここから飛び降りたみたいです。」
「しかも凄いスピードでこの塔から段々と離れて行ってるわ。―――あ、もうサーチ外になっちゃったわ。」
「なっ……」
「そんな………」
「チッ……化物かよ。」
ティオとレンの報告によって銀のあまりにも人間離れした動きにロイドとエリィは驚き、ランディは目を細めていた。
「その……なんていうか。皆さん、とんでもないヤツを相手にしているみたいですね……」
一方考え込んでいたノエルは真剣な表情でロイド達を見つめた。
その後ロイド達はノエルの好意によって、警備車両でクロスベル市内に送ってもらった。
〜夕方・中央広場〜
「皆さん、お疲れさまです。本当だったら自分も協力したい所なんですけど………」
「ううん、塔の探索を手伝ってくれただけでも十分よ。」
「そうそう、正直助かったぜ。」
「そうですね……ここまで送ってくれましたし。」
「ノエルお姉さんのお陰で凄く楽にクロスベルに帰れたわ。ありがとう♪」
「曹長、本当にありがとう。」
申し訳なさそうな表情をしているノエルにエリィを始めとした特務支援課の面々はそれぞれ感謝の言葉を述べた。
「ふふっ、どういたしまして。でも、何かあったら遠慮なくタングラム門に連絡してくださいね?今日のことは副司令に一通り報告しておきますから。」
「ああ………その時はよろしく頼むよ。」
ノエルの言葉にロイドは頷き
「そんじゃあ、またな。
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