第18話『部長VS.副部長』
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いてきてしまった。かなりタイミングが悪い。
仕方ない、自販で何か買ってこよう。
「よいしょ」
周りを起こさぬようコッソリと部屋を出る俺。
確か自販って銭湯の前にあったっけか。よし。
俺は廊下を歩み出した。ただ1つ問題がある。
『怖い』
俺は怪談などには弱くはないが強くもない。
だから、寂れた灯りしかないこの廊下はかなりの不気味さがあって、普通に怖い。山の中の旅館ってのもポイントである。
あれ、俺さっきこの廊下を気にせず通ったよな。よく通ったな、俺。
気づけば、曲がり角に行き着いた。
「うわ…不気味…」
こういう時の曲がり角は非常に怖い。
もし、何がとは言わないが出たらどうしよう。俺はそういうの信じないタイプじゃないから・・・。
ビビってるせいか、そろりそろりと歩く俺。傍から見たら、きっと滑稽な歩き方をしていることだろう。
さぁ、ついにその曲がり角を曲がって・・・
「きゃっ!!?」
「うわあぁぁぁ!!?」
俺は絶叫した。当たり前だ。あんな中で誰かが出てくるなんて、予想できたはずがない。
だが、すぐに落ち着くことができた。なぜなら・・・
「あれ、戸部さん!?」
「…! 三浦君!?」
なんと戸部さんがそこには居たのだ。
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