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東方緑兵物語
目覚めた所は知らない場所、知らない世界
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ンペキなスペルをかわせる人間なんていないはずなのに!」

なんと自らの攻撃の欠点に気づかないでいた、だがそれでも俺に攻撃を当てようと氷の粒を出し続ける、もしかしたらこの子のは少々頭が残念なのかも知れない、けどこれを利用しない手はない、それに恐らくだけど俺の予想が正しければ…

「どうした?ほら、しっかり攻撃しないと当たらないぜ?当ててみろよ」
「うわ!こっちに来るな!あっち行けよ!」

案の定俺が煽りながら近づいたら女の子は俺から距離を取ろうと後ろに下がった、

(よし、俺の予想通りだ、このまま何とかしてこの子を無力化出来ないだろうか…)

俺に危害を加えようとしているとは言え相手は子供だ、それに一応武器はあるが今持っている武器ではこの子を牽制する為に使うとしても怪我をさせる恐れがあるだろう、それにあまり子供を怯えさせたくは無い、何か極力この子を怪我させないように無力化する方法は無いだろうか、そう考える俺の目に木が目にとまった、
もしかしたらこの方法ならいけるかも知れない

「ほらどうした?俺にはその氷はかすりもしていないぞ、もっとよく狙ったらどうだ?」
「うるさい!あんたがかわすのがいけないのよ!いい加減に当たりなさいよ!」
「そうかい、なら当てられる前に決着と行こうか、行くぞ!」

そう言った俺は、俺自身が出せるトップスピードで女の子に近づいた、そしてそれを嫌がり逃げようとする女の子、お互いのスピードはそれなりに出ているであろう、そして女の子は俺を警戒して俺しか見ていなかった、だから気付けなかった女の子の真後ろに木が立っていることに、そしてそのスピードのまま女の子は木に突っ込んだ

「みぎゃっ!」

変な奇声と盛大な衝突音と共に女の子は落下した、恐らく怪我はしていないだろうが少々やり過ぎたかも知れない、ゆっくり女の子に近づくと女の子は見事に大の字になって気絶していた

「ふぅ、何とかしてしのげたな、でも何なんだろこの子は、宙に浮いていた事と言い、この氷と言い…人間じゃ無いのか?まあ、いいか、」

無理やり思考回路を止めて俺は女の子から離れる、こんな所に放って置くのも可哀想かと思うが、起きた時にまた襲われてはたまったものじゃない、俺は女の子を木の根に頭を乗せてその場を去る

「さて、ここは一体何処なんだろうか、ここが俺のいた国…いや、世界がもし違うのなら変える方法を見つけないとな、とりあえず日の傾き具合から見て西に向かってみようか」

俺は歩き出す、俺が元いた所に戻る為に…

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