第30話 =鳥人の大群=
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ち吹き飛ばすのと斬るのを合わせた感じで振り払う。モンスターはそのまま飛ばされてフェードアウトして見えなくなった。ポリゴンになったらしく眼の前に再度ウィンドウが開かれる。
「おい、何だったんだ今の!」
「説明はあとでするから!また来るぞ!」
俺のその言葉に反応するかのようにまた1匹、俺たちの眼の前に現れる。一応確実に倒せてるけどもこの方法だといつ全部を倒せるか想像もつかない…まだ上で再出現してないとは言い切れないし…
「せぇい!!」
「あぁぁ!!」
ガードを弾き、俺とキリとでほぼ同じタイミングで相手に斬り降ろしを行い、何度目かの悲鳴を上げさせる。キリトがそこから突き攻撃を仕掛け傷を示す紅いエフェクト部分にさらに追撃を仕掛ける。俺も同じように突きを行いその直後、俺とキリトはそれぞれ自身の外側に向けて斬り払いまた、モンスターをポリゴンと変換させる。
コレは共鳴専用ソードスキル『リンクドライブ』…てソラが教えてくれた。
「…キリがないな…どうするリクヤ?」
「どうするって言われてもな…どうにかして降りてくる数増やせればいいんだけど…」
降りてくる数が増えればこちらはどんどん苦戦となっていくが上のモンスター数は一気に減るだろう。サチたちのほうを見るとどうやらあっちも1匹を相手しているらしい…キリがないからこうなったらあの手段しかないか?
「キリト、部屋の目星って付いてるか?」
「…一応。このまま真っ直ぐ行けばいいと思うけどな…」
「ふーん…「ふーんって…まさか?」…じゃあ、走りますか!」
あの手段というのは至極簡単なもの。
RPGでは恐らく絶対にあるだろうと思われるコマンド『逃げる』だ…まぁ俺たちの場合コマンドではないけれど…隣のキリトに一瞬驚かれその直後ため息をつかれた。いい案だとは思うけどな。エンドレスな戦闘なんて誰もしたくないだろ、普通。
「…たく…でも、1つの案ではあるな…」
「だろ?…サチ、ユカ、シリカ!前方へ全力疾走!!」
俺の一言にサチたちは一瞬、何言ってんだこいつみたいな顔をされたけど俺が何か考えている部分だけでも伝わったのかモンスターのHPを一気に削りキリトがボス部屋だろうと目星を付けた部屋へと一気に駆けていく。
それを見た俺は地面を蹴り地面を跳ぶ。キリトは敏捷値も高いのでほかの皆と同じように走っている。
ジャンプではさすがに走りには勝てないためキリトに抜かされるがそんなのも気にせず前へ移動、大群を振り切る勢いでどんどん進んで俺たちはボス部屋を目指した。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ