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レインボークラウン
第三百三十五話

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            第三百三十五話  タロット占い
 タロットのカードを出した赤音にだ、ジップとハリーはそれぞれ自分達の主に顔を向けてそのうえで尋ねた。
「それでどうして占うのかな」
「タロット占いっていっても色々だけれど」
「しかもカード多いわ」
「二十二枚以上にあるし」
「ええ、先生達から貰ったカードはね」
 赤音も自分が出したそのタロットカードを見て話す。
「大アルカナの二十二枚とね」
「それと小アルカナね」
「こっちもあるわね」
「けれど先生達が言うには」
 赤音は使い魔達に今田先生と今日子先生が教えてくれたことを話した。
「大アルカナで大抵出来るって」
「そうなの」
「タロット占いはそれでいいの」
「大アルカナ二十二枚で」
「大抵の占いは出来るの」
「そう言われたの」
 実際にというのだ。
「そうね」
「そう、それじゃあ今回の占いもなの」
「そうするのね」
「大アルカナの二十二枚で占う」
「そうするのね」
「ええ、そうするわ」
 こう話した。
「これからね」
「そう、それじゃあ」
「今からね」
「大アルカナの二十二枚で占って」
「それで確かめるのね」
「お姉ちゃんのことをね」 
 まさにというのだ。
「占って確かめるわね」
「じゃあ二十二枚の大アルカナで」
「そうするのね」
「それじゃあね」
「はじめるのね、これから」
「そうするわ、ただ大アルカナで占うにしても」
 それを決めてもというのだ。
「具体的にどう占うか」
「今度はそれね」
「それを決めるのね」
「どうして占って確かめるか」
「それもなの」
「そうよ、さてどうしようかしら」
 赤音はその大アルカナの二十二枚を重ねて置いたものに手を当ててそのうえで考える顔になっていった。
「占い方は」
「考えよう、一緒に」
「今からね」
 使い魔達も言う、今度はそのことを一緒に考えるのだった。


第三百三十五話   完


                       2016・4・24
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