亡霊の姫と野良猫
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んにゃ……? 知らにゃい天井だにゃ。
紫め、いったいどこに監禁しやがったにゃ!?
……んにゃあ、しっかしここはどこだにゃ? んー居間のよだにゃ
んー? かすかに味噌汁のいい匂いがするにゃ。もしかして朝食の時間かにゃ?
「 あら、目が覚めたの?」
「にゃん?」
「私の名前は西行寺幽々子よ。よろしくね」
「にゃー」
幽々子? んにゃーどこかで聞いたことのあるような気がするにゃ。
「幽々子様〜! 魚、どうやって食べますかー?」
にゃ! この声は、妖夢かにゃ? ということはにゃが輩の目の前にいるこのピンクの髪の女性は妖夢の主人かにゃ!?
「そういえば猫さん?」
「にゃあ?」
「紫を怒らせるなんて面白いことができるのね~」
「にゃ?」
もしかして、八雲紫の名前を使って餌にありついていたのがばれたかにゃ!?
「それで、藍ちゃんがあなたを抱え白玉楼に来たのよ」
「にゃ、にゃ?」
聞いてにゃかったけど藍がにゃが輩をここに避難させてくれたのかにゃ?
今度油揚げ奢ってあげるにゃ。金は紫持ちだけどにゃ! にゃ、にゃ。
「それにしても紫たったら突然叫び出したかと思ったらいきなり気を失うんだもの。本当に驚いたわよ」
またまた、話を聞いてなかったにゃ。にゃんだ? 八雲紫が気を失うようなことはしてにゃいはずだがにゃ……?
「気を失った理由が若い頃の?手紙が封筒に入れられて届いたからだそうよ。これは藍ちゃんが言ってたんだけどね」
「にゃー」
にゃー……そんなこともしたような記憶があるにゃ。
「そういえばあなた喋れるのよね?」
「にゃーん」
「ふふっ、喋る気はないのね。まあいいわ。それより……妖夢!」
にゃん。何を考えているかわからにゃいにゃ。こいつは注意しとくべきかにゃ。
「はーい。なんですかー?」
「まだご飯はできないの?」
「ただいまもっていきます!」
妖夢も大変そうだにゃ……
「猫さんは一緒に食べていくのかしら?」
「にゃ」
別の機会にしとくにゃ。
「そう、白玉楼からまっすぐ歩いたら結界の裂け目があるからそこから帰るといいわ」
「にゃん!」
お世話になったにゃん!
つづく
野良猫手帳
名前 西行寺幽々子
能力 不明
猫備考
何を考えてるかよくわからにゃいヤツにゃ!
名前 魂魄妖夢
能力 剣術を操る程度の能力
猫備考
妖夢のじーちゃんは強かったにゃ!
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