お前の相手は俺だ
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ーたちもビビってるみたいだ。でも、相手はゼレフ書の悪魔って話だし、こんな奴いてもおかしくないんじゃないかな?
「・・・」
チラッと現段階での残り時間を確認する。残り40分31秒か。
「時間がないですね」
「隙を作って脱出しよ」
「はい」
小声でこれからの動きを確認する。とてもじゃないが倒している時間はない。なので、こいつを出し抜いてこの中から脱出することにした。
「早くフェイスを止めないと」
「大変なことになるわ」
「急がないと〜!!」
臆していたハッピーたちも気を取り直し準備万端。いつでも飛び立てるようになっている。
「もう大変なことになってるんですよー!!お嬢さん方ー!!ゲヘヘヘヘヘ」
「な・・・」
「一人増えた!!」
がいこつの後ろから、一つ目のオバケみたいな奴が気色悪い笑い声を発しながら現れる。二人に増えた敵、それを止めるべく、ルーシィさんが鍵を取り出す。
「あたしに任せて!!開け!!金牛宮の扉!!白羊宮の扉!!タウロス!!アリエス!!」
「MOぉ!!出番ですかな!?」
「頑張りますぅ!!すみません!!」
巨大な斧を構えたタウロスさんと胸を揺らしながら召喚されたアリエスさん。二人を見た敵は、驚愕しているように見える。
「頼むわよ、二人とも」
「はい!!」
「MO!!」
ルーシィさんに鼓舞され、最初に動き出したのはアリエスさん。
「モコモコウール!!100%!!」
「ぶほぉ!!」
アリエスさんの手からピンクのモコモコが放出され、目の前の敵二人を瞬く間に飲み込んでいく。
「MOぉ!!ウールタイフーン!!」
「ぶほほほほほ!!」
それをタウロスさんが回転しながら斧を振り回すことにより、綿毛を一気に巻き上げながら相手を強襲する。
「今のうちよ」
「あい!!」
「私たちも」
「うん!!」
「頼むぞセシリー」
「まっかせて〜!!」
エクシードたちに掴んでもらい、宙に舞い上がる三人。敵はモコモコのおかげでこちらに気付いても動けないみたいだし、今がチャンスだ。
「フェイスの場所わかる?」
「ドクゼリ渓谷の大空洞よ」
「道順は?」
「バッチリオッケ〜」
シャルルとセシリーはフェイスの場所をしっかり頭にインプットしてくれていたらしい。これなら道に迷いましたなんてことは起こり得ないだろう。
「アリエス!!タウロス!!あいつらの足止め、お願いね」
「はい!!わかりました」
「MO!!ルーシィさんいい眺めです!!」
「あ!!見るな!!」
ルーシィさんを見上げて目をハートにしているタウロスさん。彼女はスカートの裾を押さえ、顔を赤くしている。
「飛ばすよ」
ハッピーのその言葉と同時に、全員が制
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