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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
お前の相手は俺だ
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女の人を突いたエルザさんはそのまま地上へと落ちていきそうになっています。しかし、この重力場の効果で落ちかけていた体が戻ってきています。

「くっ!!」

うまく着地して地面への衝突を避けたエルザさん。彼女の元に、皆さん集まっていきます。

「エルザ!!」
「無事だったのね!!」

サラシと袴に換装したエルザさん。彼女が無事だったことに私たちはホッとひと安心です。

「重力?・・・みんな!!」

逆さまになっていることに少々戸惑っていたエルザさん。ですが、周囲にいる私たちの顔を見てパッと笑顔になっていました。

「よくぞ突破口を開いてくれた」
「マスター。これは・・・どうなっているんです?」

マグノリアの街を見上げてマスターに疑問を投げ掛けます。ですが、それに答えている時間はありません。

「悪ぃが説明してる暇はねぇ。エルザの作った穴を通って、中にいく!!」
「「「「「オオッ!!」」」」」

グレイさんの言葉に拳を掲げる皆さんを見て、エルザさんも気持ちを切り替えます。

「ナツとリサーナは無事だ。後は、シリルとミラとエルフマンを・・・」
「俺なら大丈夫」

どうやらナツさんとリサーナさんとはエルザさんは城内であっていたみたいです。彼女の後ろからエルフマンさんがそう言うと、彼女は笑みをこぼします。

「必ず姉ちゃんを助け出す!!」

力の入った拳を見つめ、決意を新たにしたエルフマンさん。彼はよほど思うことがあるらしく、他の人よりもやる気に満ちています。

「よーし!!突入する!!」
「いくぞ!!」
「はい!!」

グレイさんとジュビアさんを先頭に穴の中に突入していきます。

「魔障粒子を扱う奴の血液も、忘れるんじゃないよ!!」
「忘れるわけがなかろう。お前さんこそ、負傷者の手当てを頼むぞ」
「それが仕事だよ」

ラクサスさんたちを助けるためには、以前シリルが戦ったことのあるノーランさんの血液が必要です。グランディーネにそれを言われたマスターはうなずくと、先をいった皆さんの後を追うように中に飛び込みます。

「手当て・・・は、いらないね」
「私なら―――」

大丈夫と答えようとしたエルザさん。ですが、答えるよりも早く、彼女はどこからか飛んできたムチによって引っ張られていきます。

「エルザ!!」
「構わん!!いけ!!フェイスの封印が解かれた!!止める方法を見つけるんだ!!」

フェイスの封印が解けてしまったということで、ルーシィさんの表情から焦りの色が見えます。彼女は私たちの方を見て口を開きます。

「みんな!!いくわよ!!」
「はい!!」
「「「うん!!」」」

彼女の言葉に私とシャルル、セシリー、そしてハッピーがうなずき、ラクサスさんたちを
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