Chapter U:Xenogenesis
第05話:initium
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からベルに関心が移れば此方も気が楽になるというもの。もっとベルに興味を持たせなければ(使命感)。
「卿の興味を惹いたか...卿にはあの少年がどのように映ったのかね?」
「あら、妬いてるの?」
「全く」
「つれないわね」
こいつ、できる!(球磨川感)
おっと、ネタに走っている場合では無い。流石百戦錬磨。一筋縄ではいかぬらしい。
「あの子の魂、とても不思議な色だったわ...綺麗だった、透き通っていた...貴方の黄金とは違う、とても綺麗な色。」
そう言ってフレイヤは恍惚とした表情で微笑んでいた。
「ねえ、何故私のところに連れてこなかったの?」
「何か問題でもあるのかね?」
「ええ。ヘスティアだったから別に構わないけど、普通私の所に連れてくるものじゃない?」
「卿のファミリアは規模が大きい。ベルの成長にはソロの方が都合が良い。」
「そう。まあそういう事にしておくわ。」
「ベルは我々で鍛える。手出しは無用だ。」
「あら、それはまた楽しみだわ。貴方が関わることでどう色が変わっていくのか、とっても楽しみ。」
「悪いようにはせんよ。」
「ふふ。貴方と出会ってなければ直ぐにでも私のものにしてたわ...」
「そうか。それは光栄だ。」
「もう少し喜んでいいのよ?」
結局、フレイヤの中でベルは2番手らしい。
勿論、絶世の美しさを持つフレイヤに好意を持たれるのは嬉しい事なのだろう。しかしラインハルトにとっては色恋沙汰よりもダンジョン攻略が優先なのだ。
暫くはまだこの状態が続くのだろう、と心の中で嘆息するラインハルトであった。
…この後、ストレス発散としてオッタル達をボコボコにした。
ガリバー兄妹がレベルアップした。
解せぬ。
???
翌日。ラインハルトはベルを連れてオラリオのメインストリートを歩いていた。
「ベルよ。今から我々の本拠地に案内するが、くれぐれも本拠地の場所は他言無用だ。良いな?」
「はい。分かりました。…えっと、ラインハルトさん。」
「ん?なにかね?」
「何故ローブをそんなに深く被っているんですか?」
「目立つからな。」
「…ああ、なるほど」
「本拠地の場所を知られたくないのに私が目立ってはいかんだろう?」
そんな雑談を交わしつつ、メインストリートから脇道へ入り、小さな教会の前で立ち止まる。ベルたちが本拠地としているところとは違い、真新しさが目立つ綺麗な教会だった。
「ここだ」
「ここ、って教会ですか?」
「中に入れば分かる。」
そして教会へと入って行くラインハルトの後にベルもついていく。
教会の中はベル達の|本拠地《ホ
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