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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第二十四話 お食事中の邪魔は厳禁なのです。
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!?」
「突っ立ってる場合じゃないわ、止めないと!」
ティアナが疾走し、男の前に立ちふさがった。
「おとなしくしなさい!!」
男は獣のような唸り声を上げて、ティアナにとびかかっていったが、鋭い回し蹴りと顎に強烈なアッパーカットを食らい、地響き立てて地面に仰向けに寝転がった。
「ティアナ大丈夫?」
駆け寄ろうとしたフィオーナにティアナはこともなげに戻ってきながら、
「ざっとこんなもんでしょ」
それにしても本当に容赦ないわね、と思ったフィオーナがふと顔を上げ、とっさにテーブルをつかんで、投げ飛ばしていた。ティアナの横をかすめとんだテーブルは、背後を襲おうとしていた男の顔面をしたたかに強打し、叩き付けた。
「お見事」
拍手喝采の中、ティアナがぽんとフィオーナの肩を叩く。やだ、私ったらと顔を赤らめたフィオーナの前にようやく駆けつけてきた憲兵隊が男を縛り上げていた。
「苦労を掛けたな」
二人の前に大柄の、岩を削ったような風貌の男が現れた。制服からすると、佐官のようだった。
「取り押さえようとしたが、すんでのところで逃げられてしまった。危うく犠牲者を増やすところだった。感謝する」
「いえ、そんな・・・」
敬礼したフィオーナたちだったが、目の前の男にどこか見覚えのある気がしていた。
(この声、この風貌・・・どこかで・・・・あっ!?)
「失礼ですが、貴官のご尊名は?」
こういう時のティアナは一応敬語を話す。
「ケンプだ。軍務省監察局監察課所属カール・グスタフ・ケンプ中佐だ」
目の前のケンプ中佐は精悍な笑みを浮かべた。
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