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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第二十四話 お食事中の邪魔は厳禁なのです。
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からなかったのよね。いったいどこが本家本元なのか、どういう製法で作られているのか・・・。OVAじゃクロイツナハドライの事件があったからこそ、私もその存在を知っているわけだしさ。
私の情報網でちょっと探ってみたら、この世界においても、水面下では色々と流通しているようだし。ラインハルトを助けるのも使命だけれど、サイオキシン麻薬根絶も大きな仕事の一つよね。
よし、その方面も検討してみようかな。
イゼルローン要塞――。
「閣下、これが当艦の訓練工程表になります」
「ほう・・・・」
イルーナ・フォン・ヴァンクラフトの所属する巡航艦艦隊の部隊長のアルフェルト・ローマイヤー准将が書類を受け取った。彼はそれを繰りながら、
「なかなかハードなスケジュールではないか?」
「戦時下においては、特に戦闘行動中においては一瞬たりとも油断はできません。それを想定しての事です。むろん、緩急はつけます。時には手綱を緩めませんと士気にかかわりますから」
「平時と言えども、訓練は絶やさずか、よろしい。許可しよう」
准将は自分のデスクから印鑑を取り出して、決済印に押し、上層部への仰決済箱に入れた。
「後はこちらでやっておく」
「ご迷惑をおかけします」
「なに、貴官のような優秀な人材が育てば、わが艦隊にとって、ひいては帝国にとって喜ばしいことだからな。それにしても・・・・」
今年38歳になるローマイヤー准将はイルーナをしみじみとみた。
「何か?」
「気分を害してしまったら申し訳ないが、女性である貴官が20歳で中佐とはな。帝国も柔軟になった物だとつい思ったのだ」
「・・・・・・・」
「私が貴官の年のころは、まだ少尉だった。上官に追い回され、自分の事で精一杯だった。だが、貴官は違うな。常に自らの事ではなく周囲を配慮している。将来の艦隊司令官になっても不思議ではないな」
「出過ぎた望みです。中佐でさえ、過分な地位であると思っています」
イルーナは苦笑して見せた。まさか自分が前世では将官として組織のトップに立っていたとは言えるはずもない。
「いや、今後は帝国も貴族出身の将官ではなく、男女を問わず能力重視の登用になるだろう。それには長い時間がかかるだろうがな」
おっしゃるとおり、とイルーナは思った。女性士官学校が誕生して数年たつが、まだまだその影響力を帝国軍全体に広めるには時間がかかる。女性の中で実質今一番の筆頭はまだ一介の中佐に過ぎない自分なのだから。
(これでは大将に昇進するまでに、あと何年かかるやら・・・・)
そう思ってみて、イルーナは苦笑いした。これでは出世にはやる原作のラインハルトと同じではないか。
(駄目ね、焦っては。ラインハルトに説教できる立場ではないわ。今は人材確
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