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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第48話(第2部終了)
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そして貴女方さえよければ、私と共にリウイ陛下達の”覇道”を支えてください。」

「マ、マスター……!勿論ですわ!」

「マスターの寛大な心遣いに心から感謝致します……!」

「今回のような勝手な行動は2度としない事、この場で誓います!」

リアンヌの言葉に感激したデュバリィ達はそれぞれ明るい表情で頷き

「フフ、まさか伝説の存在たる”槍の聖女”と”鉄騎隊”をこの目にする時が来るとはな……長生きはするものじゃな。」

「ええ……それで、彼らとの雌雄は決した貴女方はこれからどうされるのですか?」

ヴァンダイク学院長の言葉に頷いたベアトリクス教官はデュバリィ達に問いかけた。



「………………”紅き翼”との雌雄を決したのですから、邪魔者は退散致しますわ。エンネア、アイネス。行きますわよ――――」

ベアトリクス教官の言葉を聞いて目を伏せて黙り込んでいたデュバリィは目を見開いて答えた後二人に指示をしようとしたが、リィンがデュバリィに近づいて手を差し伸べた。

「リ、リィン!?一体何を……!?」

「……まさかとは思うけどそいつらも仲間に加えるつもりなのかしら?」

「フフ、恐らくそうだろうな。」

「というか間違いなくそうでしょうね……」

「だって、リィンだもんね〜。」

リィンの行動を見たエリオットは驚き、セリーヌは目を丸くし、ガイウスは静かな笑みを浮かべ、エマは苦笑し、ミリアムは無邪気な笑顔を浮かべていた。



「……何のつもりですの。敗者でしかも敵である私に手を差し伸べるなど、正気ですか?」

「いや―――――俺達は今日、初めて真正面から全力でぶつかり合えたと思う。オーロックス峡谷やパンダグリュエルの時と違って……互いを好敵手と認め合えた上で。それに貴女達は俺達の代わりに学院長達を先に解放してくれたんだ。今の貴女達は俺達の”敵”ではない。エレボニアを救う為に………かつての”鉄騎隊”のようにサンドロッド卿と共に力を貸してもらえないだろうか?」

「「リィンさん……」」

「「(お)兄様…………」」

デュバリィに対するリィンの言葉を聞いたアルフィン皇女とセドリック皇太子、そしてセレーネとエリスはそれぞれ静かな表情で見守っていた。

「全く……歯の浮くようなことを言うのも相変わらずですわね…………………………」

デュバリィは呆れた表情で溜息を吐いて考え込んだ後エンネアとアイネスとそれぞれ視線を合わせ、視線を合わせられた二人はデュバリィの意思がわかっているかのようにそれぞれ頷いた。

「……まさか逆に軍門に下る側になるとはあの時の私は想像もしていなかったでしょうね…………―――いいでしょう。我々、”鉄機隊”はこれより偉大なるマスター―――リアンヌ様と共にかつ
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