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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第48話(第2部終了)
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ュバリィ。」

トマス教官の言葉に頷いたリアンヌがデュバリィに声をかけるとデュバリィはビクリと身体を震わせた。

「一通りの事情は彼らから連絡を受けた殿下達から聞きました。」

「マスター……―――内密で勝手にこのような事をしてしまい、申し訳ございません……!今回の件は私の独断で、アイネスとエンネアは私の我儘に付き合ってもらっただけですわ!どうか処罰は私だけにして下さい………!」

リアンヌがデュバリィに声をかけるとデュバリィはその場で土下座をして頭を下げ

「いいえ、マスター。我々も”自分の意思”で今回の件を実行しました。どうか我々にも処罰を。」

「―――此の度はマスターに内密で勝手な行動をしてしまい、その事によって場をかき乱し、マスターが力を貸している相手である”紅き翼”の方々にご迷惑をかけてしまい本当に申し訳ございませんでした。」

デュバリィに続くようにアイネスとエンネアもその場で土下座をして頭を下げた。



「皆、頭を上げてください。謝るべきは貴女方の気持ちも考えずに一方的に”鉄機隊”の解散を申し出てリウイ陛下達―――メンフィルに降り、それでも私についていくという貴女方の好意に甘えていた私に一番責があります。今でももっと早くに私の事を説明し、いずれはメンフィルに降る事を説明すべきでした。本当に申し訳ございません……」

「そんな!?マスターは何も悪くありませんわ!マスターは”盟主(グランドマスター)”への”義理”を果たした上で”結社”から抜け、メンフィルに降ったですから!」

「それどころか”英雄王”達と共に”盟主”を討ち、その代わりにメンフィルの元敵であった私達に”英雄王”と”聖皇妃”の独立護衛部隊という栄誉ある立場にしてくれるように”英雄王”達に嘆願しました!」

「それに”執行者”は”盟主”が定めた”掟”によってあらゆる行動の自由が認められています。”執行者”より遥かに上の地位である”蛇の使徒”も同様に行動の自由が認められていてもおかしくありません!」

頭を深く下げたリアンヌの行動を見たデュバリィ達は慌てて頭をあげてリアンヌに言葉をかけた。

「―――ありがとうございます。”紅き翼”の方々にも本当にご迷惑をかけてしまいましたね……―――申し訳ございませんでした。」

「い、いえ。何となくですけど俺達も彼女達の気持ちはわかりますので、気にしていません。」

「それに現代の”鉄騎隊”とやり合えたのだからな。こんな貴重な経験は滅多にできんだろう。」

「き、君な………」

リアンヌに謝罪されたリィンは苦笑しながら答え、腕を組んで呟いたユーシスの言葉を聞いたマキアスは呆れた。



「フフ……―――デュバリィ、エンネア、アイネス。今回の件ですが……罪には問いません。
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