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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第44話
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”執行者”と同等の力を持っている事から結社の精鋭部隊と恐れられていた”誇り”が。そしてその”誇り”を捨て、新たなる”鉄機隊”に生まれ変わる為にかの”獅子戦役”で活躍した”獅子心皇帝”が建てた学び舎で学ぶ者達であり、貴方方の前に何度も立ち塞がった”結社”の件も含めて”槍の聖女”の愛弟子と言ってもおかしくない私達”鉄機隊”とも色々と因縁がある貴方方こそが”結社の鉄機隊の最後の相手”として相応しいと思ったのですわ。」

「あんた…………」

「結社の鉄機隊としての意地を捨て、新たなる鉄機隊として生まれ変わる為……か。」

デュバリィの説明を聞いたサラ教官は複雑そうな表情をし、ラウラは重々しい様子を纏って呟いた。



「……俺達にも譲れないものがある。トールズ士官学院を―――俺達自身の居場所を取り戻すという目的が。そこに、あなた達が立ちはだかるというのなら!」

「うん………!意志を貫くためにも、どうしてもぶつかり合う時だってあるよね……!わたしたちは、そのために士官学院に帰ってきたんだから!」

一方リィンとトワはデュバリィと戦う決意をし、仲間達と共に武器を構えた!

「――――それでこそ我ら”鉄機隊”の最後の相手に相応しい者達ですわ。悲願であるトールズ士官学院の奪還を叶えたければ、かつての”特務支援課”のように私達という”壁”を乗り越えてみせなさい!」

リィン達の決意に満ちた表情を見て満足げな笑みを浮かべたデュバリィは剣と盾を構えた!

「以前の立会いは小手調べ……舐めてかかったら容赦はしません。”鉄機隊”が筆頭隊士、”神速のデュバリィ”―――いざ、尋常に勝負ですわっ!!」

「”鉄機隊”が隊士、”剛毅のアイネス”―――かつての過去と決別する為””有角の若獅子達””の”壁”として立ち塞がらん。来い――――”有角の若獅子達”!!」

「”鉄機隊”が隊士、”魔弓のエンネア”―――これより””有角の若獅子達””との決戦を開始するわ!!」

「Z組A班、全力で行くぞっ!!」

「フフッ、アクセル全開で行くよ、君達!!」

「Z組C班、全力で行くわよっ!!」

「おおっ!!」

デュバリィ達がそれぞれ名乗り上げるとリィン達もそれぞれ号令をかけてデュバリィ達との戦闘を開始した!



かつてエレボニア帝国で起こった内戦―――”獅子戦役”を終結させた英雄である”獅子心皇帝”と”槍の聖女”。それぞれの意思を継ぎし者達がぶつかり合う決戦が始まった……!
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