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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第44話
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そうな表情をし、セリーヌが考え込んでいたその時

「ふふっ、御機嫌よう。」

女性の声が聞こえたと同時にアリサ達に向かって数本の矢が襲い掛かり

「させません!」

メサイアがアリサ達の前に出て剣を振るって襲い掛かる矢を斬り落とした!



「フフッ、かの”灰の騎神”の守護者である異種族も混じっているとは。腕がなるわね。」

メサイアを見たエンネアは不敵な笑みを浮かべ

「そ、その鎧は……!」

「レグラムで戦った”神速”と同じ”鉄機隊”か……」

エンネアを見たアリサは不安そうな表情をし、ガイウスは真剣な表情で呟いて仲間達と共に武器を構えた!



「あ、あの……どうしてまだわたくし達と戦うのですか?」

「貴女方はメンフィルに降った上貴女方の主であるサンドロッド卿は私達の協力者なのに、何故私達と敵対するのでしょうか?」

「というか”鋼の聖女”は今回の事を知っているのかしら?」

「いいえ、今回の件は私達の独断。マスターは今回の件について全く関わっていないわ―――」

セレーネやエマ、セリーヌの疑問にエンネアは答えた後事情を説明し始めた。



「その……どうしてこのような事を?」

それぞれの班が”鉄機隊”の面々と対峙している中エリスは不安そうな表情でデュバリィに尋ね

「あんたらの親玉の”鋼の聖女”はあたし達の味方の上、あんたら”鉄機隊”はメンフィルに降ったって聞いているわよ?あたし達に敵対するような事をしてあんたらの親玉もそうだけど、メンフィルが黙っていると思っているのかしら!?」

「フウ……そこで何故私を睨むのか理解不能ですわ。私達が貴方方の手間を省いてあげたのですから、むしろ私達に感謝するべきと思いますけどね。それと今回の件は私達の”独断”の為マスターには話していないので、マスターはご存知ではありませんし、”英雄王”からも今回の件の許可は頂いていますわ。」

エリスに続くように自分を睨んで質問するサラ教官に対し、デュバリィは呆れた表情で答えた。



「ふえええっ!?」

「リウイ陛下が!?」

「意味不明だし。というか何でこんな事をしたの?」

驚愕の事実にトワと共に驚いたリィンは声をあげ、ジト目で呟いたフィーはデュバリィを警戒しながら問いかけた。

「貴方方も存じているように”結社”の”盟主”は討伐され、更にマスター―――”鋼の聖女”を除いた”蛇の使徒”達も討伐され続けている為、実質結社は崩壊したと言ってもおかしくないでしょう。そしてマスターに忠誠を誓う私達”鉄機隊”はメンフィル帝国に寝返りました。ですが私達”鉄機隊”にも”誇り”があります。かつては”至高の武”たる存在であるアリアンロード様が率いる部隊である事や隊士の一人一人が
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