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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第44話
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ました。」

「あ……!」

デュバリィの言葉にトワが驚いていたその頃、アンゼリカ達B班、アリサ達C班もそれぞれ裏門と旧校舎への潜入を成功させていた。



「よし……なんとか潜入できたか。」

「ニシシ、裏門は予想通り警戒が薄いみたいだねー。」

「リィン達の方は大丈夫かな……リィン達の話によるとレグラムの時に現れた”鉄機隊”が現れたらしいし。」

「ひょっとしたら既に戦闘を開始しているかもしれないな……」

「……しかしわからんな。結社が崩壊した事で戦う理由がなくなり、更に奴等の主が俺達の”協力者”であるのに、何故奴等は俺達と敵対するような真似をしているのだ?」

裏門への潜入を果たしたアンゼリカは安堵の表情をし、ミリアムは無邪気な笑顔を浮かべ、エリオットとマキアスは不安そうな表情をし、ユーシスは真剣な表情で考え込んでいた。



「フフ、我々にも色々と複雑な事情があるのさ。」

裏門への潜入を果たした事に安堵していたアンゼリカ達だったが自分達に近づいてきた甲冑の女騎士―――アイネスを見ると顔色を変えた。

「……”神速のデュバリィ”と類似している鎧を確認。恐らく”鉄機隊”に所属している者です。」

「フン、そんな事言われなくてもみればわかる。」

アルティナの指摘にユーシスは鼻を鳴らして呟きながらもアイネスを警戒し

「初めましてになるな。我が名はアイネス。”鉄機隊”が隊士の一人にして、”剛毅”の名を冠する者だ。」

アイネスは興味ありげな様子でアンゼリカ達を見回して自己紹介をした。

「で、出た……!」

「君達の主のやり……じゃなくて”鋼の聖女”は僕達の協力者なのに、何で僕達の邪魔をするんだ!?」

エリオットは表情を引き攣らせ、マキアスは信じられない表情でアイネスを見つめて指摘した。

「それは――――」

アイネスが事情を説明し始める少し前、アンゼリカ達同様アリサ達も旧校舎に到着していた。



「何とか潜入できたわね……」

「ああ。街道の戦いに戦力をつぎ込んでいるおかげで、ここまで戦闘せずに潜入する事ができたな。」

「ですが、校舎内では兵士達との戦いは避けられないのでしょうね……」

旧校舎への潜入を果たしたアリサとガイウスは安堵の表情をし、セレーネは辛そうな表情をした。

「……皆さんにとって貴族連合軍の兵士達は大した障害にはならないでしょうが、レグラムで皆さんが戦った相手ですと相当な障害になるでしょうね……」

「それは……」

「――――”鉄機隊”ね。にしても連中は何を考えているのかしら?連中はメンフィルに降った上連中の主の”鋼の聖女”はこっちの味方をしているのに……」

そしてメサイアの言葉を聞いたエマが不安
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