宇宙戦艦ヤマト異伝
千里眼の実績
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で、フランケンシュタインを思わせる風貌の巨漢が現れた。
ジロリ、と睨み付ける。
野獣を思わせる鋭い眼光が、史上初めてクラッシャーと呼ばれた男を射抜く。
圧倒的な迫力に気圧され、思わず後退るクラッシャーダン。
改造人間の顔が異様に歪み、獰猛な唸り声を捻り出すかと見えたが。
歪んだのではなく笑ったらしく、大男は唇を緩ませた。
「間違い、ありやせんぜ。
若い頃の、おやっさんでさぁ」
ジョウの後方から金髪碧眼の美少女、童顔の少年も顔を覗かせる。
思わぬ注目を浴び、当惑するクラッシャーダン。
「呼んだか?」
ダンの背後に長身の優男が現れ、覗き込む直前。
宇宙最強と噂される黒豹、完全生物が動いた。
伊達男の胸に前脚を置き、至近距離で唸る。
「なんだよ、黒いの!
おめぇを怒らせるようなこたぁ、何もしてねぇぞ!!」
一対の触手が震え、言語変換装置を操る。
「貴様、4次元時空連続体を壊す気か?
ツーラン・トゥーラン星域の潰滅、次元共鳴波の無限連鎖が繰り返されてしまうぞ。
|空間破砕爆弾≪スペース・スマッシャー≫暴走、宇宙津波も御免だ。
警告を無視すれば、どうなるか解っているな?」
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