宇宙戦艦ヤマト異伝
千里眼の実績
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異次元の高等知的生命体、ポーラルーラと恒常的に接触が可能となった後にね。
人類は進化するどころか、衰退し始めちゃったのよ。
高度な精神文明のポーラルーラと接触して、人類に内在する暗黒面が表面化したって事かな。
精神的汚濁、怠惰、依存、無気力、怨嗟、嫉妬、怨恨、差別、復讐、報復の無限連鎖。
あー、うっとうしい、やんなっちゃうわ。
オフィーリアなんて、もっと、ひどいわよ?
グ・ジッフスが銀河連合の指揮中枢機能、中央大コンピュータ本体を乗っ取っちゃってね。
ン・ガッファの染色体に全人類が汚染されて、異種生命体に変質させられんのよ。
他にも色々言いたい事はあんだけど、キリが無いから省略するわね。
アムニール、ノグロス、ダングル、ラメール、チャクラ、ドルロイ、オフィーリア。
以下省略するけど、み〜んな無事になってたんよ。
惑星チャクラの稀元素イシャーナ発見者を、保安官ジェフみたいな善人に変えるのは簡単だけど。
異種族ン・ガッファ、人工頭脳グ・ジッフスの《調整》はどうやったのかな?
人類に協力する様、ばっちし言い聞かせてくれたのよ。
どんだけ時間流を遡って、平行宇宙の分岐先を当たってくれたか見当もつかないわね。
メローラの連絡で銀河連合、ポーラルーラ、ン・ガッファが大慌てで行動を開始したのよ。
銀河連合の中央大コンピュータ、人工頭脳グ・ジッフスの計算能力を総動員してね。
空間破砕爆弾≪スペース・スマッシャー≫の量産、製造手段も再発見したんだけど。
惑星メルからの指示で相乗効果ってゆ〜か、共鳴させて次元の壁を越えて来たのよ。
何度もあさっての方向に向かいかけたり、次元遭難の一歩手前まで行ったりもしたんだけど。
最後の決め手になったのは何たって、うちらの超能力なんだかんね。
ダーティなんとか、なんて間違っても言っちゃ駄目よ」
「援軍は、うちらの宇宙からだけじゃないわ。
連合宇宙軍を動員したって、相手は無限なんでしょ?
空間破砕爆弾≪スペース・スマッシャー≫を使って一気に吹き飛ばす、って手もあるけどさ。
多元宇宙が崩壊したら、あんた達も困るわよね。
もうちょっとだけ、踏ん張ってて。
水星≪テラ≫と太陽≪ソル≫の間に、次元回廊を開くわ。
無限艦隊だって、タメ張れちゃう味方を呼んだげる。
ぶないから、近付くんじゃないわよ?
撒き込まれて、外宇宙に飛ばされても知らないかんね〜」
応答する隙を与えず、一方的に喋り続けた後で。
長時間に渡る通信は、唐突に切れた。
続いて現れた艦隊勤務者、遙かに真面目な幕僚達とは異なる種族やもしれぬ。
宇宙軍士官達は要領良く情報を伝え、太陽系防衛戦に参戦する意志を表明してくれた。
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