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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第43話
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わせながら辛そうな表情で見守るセドリック皇太子の様子に気付いたアルフィン皇女は心配そうな表情をしていた。
〜東トリスタ街道〜
「リィンさん………」
”紅き翼”の作戦内容を知り、”紅き翼”が不利になった際いつでも加勢する為に正規軍や鉄道憲兵隊と共に街道付近まで進軍したクレア大尉は辛そうな表情でヴァリマールを見つめ
「……ッ……!中将閣下、やはり我々も彼らに加勢し、貴族連合軍の陽動を引き受けるべきです!本来トリスタの防衛部隊と戦う役割は軍人の我らです!まだ学生の彼らにこれ以上の重荷を背負わせる訳にはいきません!」
唇を噛みしめてヴァリマール達の戦いを見守り、ついに我慢の限界に来たナイトハルト少佐はクレイグ中将に加勢の許可を求めた。
「ならん!この戦いは”紅き翼”の戦力のみで行われる事……彼らの旗色が悪くならない限り手出しは無用と、セドリック殿下に”勅命”されたのだから、”勅命”を受けた以上皇家に忠誠を誓う我ら軍人はそれに従うまでだ!」
「しかし!」
クレイグ中将の指示を聞いても、リィン達の為にも従え切れないナイトハルト少佐は反論を続けようとしたが
「ナイトハルト少佐………少佐のお気持ちもわかりますが、今回の作戦に大切なご子息も参加なされている中将閣下のお気持ちも考えてください……」
「……………………」
クレア大尉の指摘を聞くと辛そうな表情で黙り込み
「すまない、エリオット……士官学院の皆よ………!私達が不甲斐ないばかりにまだ学生のお前達にこのような重荷を背負わせてしまった……!」
唇を噛みしめ、拳を強く握りしめて身体を震わせながら戦場を見つめるクレイグ中将をクレア大尉と共に見つめた。
「貴様らもこの戦いをよく見ておけ!我ら軍人の不甲斐なさで学生の彼らにこのような重荷を背負わせてしまった戦いを!そして辛い想いを抱えて貴族連合の兵達を殺し続けている彼らの為にも必ず明日の帝都奪還作戦を成功させるぞ!」
「イエス・コマンダー!!」
そしてクレイグ中将の号令に正規軍の兵士達はそれぞれ答えた。
「…………ドミニク少尉。今回の戦いが終わるまでの間だけ、鉄道憲兵隊の指揮権を貴女に預けます。もし彼らの旗色が悪くなれば、すぐに鉄道憲兵隊の指揮を取って彼らに加勢してください。」
「ク、クレア大尉……!?一体何をするおつもりですか……!?」
するとその時、クレア大尉が鉄道憲兵隊の部下に指示をし、クレア大尉の突然の指示に部下が困惑の表情をしているとクレア大尉はライフルを取り出した。
「クレア大尉!?まさか殿下の”勅命”を無視して、加勢するつもりか!?」
クレア大尉の行動を見てすぐに察したクレイグ中将はクレア大尉に尋ね
「――
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