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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜クロウの脱獄〜前篇
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?」

「と、捕えろ!」

そして国防軍の兵士達は武器を構えたが

「遅いんだよ!ハアッ!!」

「グアアアアア――――ッ!?」

「ギャアアアアアア――――ッ!?」

クロウはグノーシスによって強化された身体能力で一気に兵士達に詰め寄ってクラフト――――アークスラッシュを叩きこんで一撃で戦闘不能にした!



「ぐっ……き、貴様…………」

「に、逃がすものか……」

地面に叩きつけられた兵士の一人はすぐに気絶し、もう一人の兵士は気力でエニグマのボタンを押した。すると警報が鳴りだした!

「チッ、オーブメントを使った警報システムか……!」

拘置所内に鳴り響く警報を聞いたクロウは舌打ちをした。

「フフ、恐れる事はないよ。幸いここに配備されているのはクロスベル解放の際に”六銃士”や”六銃士派”に敗北した元国防軍の兵士達。”六銃士”に直々に鍛え上げられた”六銃士派”の警備隊員や警官達と違い、碌に実戦経験もない彼らが今の君を止める事等不可能さ。―――さてと僕は拘置所内で更なる混乱を起こするから、君はその間に脱出したまえ。」

「…………チッ、ヴィータ以上に胡散臭い野郎だな。」

転移魔術でヨアヒムが消えるとクロウは厳しい表情でヨアヒムが消えた場所を見つめた後脱出を開始した!



「う、うわあああぁぁぁぁぁ!?」

「あ、悪魔……!?グアッ!?」

「ががっ!?」

クロウが脱出を開始したその頃、拘置所内ではヨアヒムが召喚した悪魔たちが猛威を震い、国防軍の兵士達を圧倒していた!

「オイオイオイ…………一体何が起こっていやがるんだ?まるで俺らがこんな事になる羽目になった”あの時”みたいじゃねぇか。まさかヨアヒムの野郎のような奴の仕業か?」

拘置所の一室で悪魔達と激闘する兵士達の様子を見た大男―――ガルシア・ロッシは厳しい表情で考え込み

「!!」

激闘の最中に兵士達が投擲した手榴弾が自分がいる部屋に投擲された為、扉から離れた。すると扉は爆発によって破壊された!

「……さてと。会長や手下の連中を助けて脱獄する絶好の機会だが、どうするかねぇ…………」

現状は脱獄が可能である事に気付いたガルシアは考え込んだが、かつて自分が脱獄を手伝った人物―――ロイドの姿をふと思い浮かべ、静かな笑みを浮かべた。

「クク、あんな状況でありながら抗い続ける事を決め、見事抗い切ってクロスベルの”真の英雄”になったあの大馬鹿弟を手助けした野郎が脱走なんてダセェ真似はできねぇな……―――今回の騒動を収める手伝いをして、俺達の減刑を交渉の材料にする方が”英雄”を助けた野郎らしいやり方だな……!」

自分自身がやるべき事を決めたガルシアは不敵な笑みを浮かべて部屋から出て、兵士
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