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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜鉄機隊〜
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でしょうか?」
ヴァンダイク学院長の問いかけに答えたデュバリィの話を聞いたハインリッヒ教頭は信じられない表情をし、マカロフ教官は厳しい表情をし、ベアトリクス教官は悲痛そうな表情で問いかけた。
「当初は無力化の予定でしたが、今まで”不殺”を貫いてきた”紅き翼”の者達がトリスタの防衛をしている貴族連合軍の兵士達を殺し続けています。予定では彼らがトリスタや士官学院内にいる兵士達を殺す予定だったそうですが、まだ学生である彼らの手をこれ以上血で汚させない為にも先に私達の手で殲滅したのですわ。」
「!!」
「何じゃと!?それは本当なのか!?」
「ええ。セドリック皇太子の”勅命”によってトリスタ並びに士官学院内にいる貴族連合軍の兵士達の”殲滅”、そしてトリスタとトールズ士官学院の奪還を命じられたとの事ですわ。」
「セ、セドリック殿下が!?」
「あのセドリック殿下がそのような”勅命”を……」
「一体何故殿下はそんな”勅命”を出したんだ……?」
デュバリィの口から語られた予想外の答えにハインリッヒ教頭とベアトリクス教官は信じられない表情をし、マカロフ教官は真剣な表情で考え込んでいた。
「…………それで、お主達は一体何者で、何の目的があって”紅き翼”に力を貸すような事をしたのじゃ?先程お主が斬り捨てた者がお主達はかつて貴族連合に手を貸していた存在と口走っておったが……」
「―――我が名はデュバリィ。結社”身喰らう蛇”の”第七柱”―――”鋼の聖女”率いる”鉄機隊”の筆頭隊士。私達が貴族連合の兵士達を殲滅した事情ですが――――」
そしてデュバリィは自分達が学院やトリスタにいる兵士達を殲滅した理由などを説明した後、ある事を依頼した。
「……と言う訳で、私達と彼らの勝負が決着するまでは学院にいる学生達共々外に出ないでもらいたいのです。後少しだけ窮屈な思いをして頂く事になってしまいますが、お願いしますわ。」
「……承知した。わしらにとってお主達は恩人じゃからな。学生達にも事情を説明をしておこう。」
「―――助かりますわ。それでは失礼します。」
ヴァンダイク学院長が自分の依頼を承諾するとデュバリィは部屋を出た。
「デュバリィ。」
「校舎内にいる兵士達の殲滅は完了したわ。」
デュバリィが部屋を出るとアイネスとエンネアが近づいてきた。
「……後は彼らを待つだけという事ですわね。では手筈通りに所定の位置につき、彼らが姿を現し次第彼らとの決戦を始めますわよ!」
「ああ!」
「ええ!」
そしてデュバリィ達はそれぞれ三方向に散って、それぞれ所定の位置についてリィン達を待ち構え始めた!
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