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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第42話
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同日、12:00―――――





東トリスタ街道――――





トリスタの東側の街道付近を守っていた貴族連合軍は空から聞こえてくる駆動音に気付いて空を見上げた。



「なっ――――!?」

「フン、ついに現れたか!」

トリスタの上空に現れたカレイジャスを見た兵士は驚き、隊長は鼻を鳴らしてカレイジャスを睨んでいた。



「貴族連合の兵達に告ぎます!トールズ士官学院はドライケルス大帝が建てられた由緒正しき学院!それを”逆賊”である貴方方が占領するという愚行―――アルノールの名において断じて許すわけには参りません!」

「これが最後の警告です!直ちに武装を解除して降伏し、トールズ士官学院並びにトリスタを返還しなさい!さもなくば、命の保証はしません!」

「お、皇女殿下……」

「こ、皇太子殿下……」

「う、ううっ……!」

カレイジャスから聞こえて来たアルフィン皇女とセドリック皇太子の宣言を聞いた貴族連合軍は士気を低くした。

「ええい、何をしている!千載一遇のチャンスだぞ!?ここで殿下達を捕える事ができれば、情勢をひっくり返せる!今こそ憎き”紅き翼”を墜とせ――――!」

一方司令官は怒鳴り声を上げて指示をし、司令官の指示に応えるかのように貴族連合軍の一部は砲口をカレイジャスに向けた。



「!―――障壁展開!!」

「イエス・マム!!」

貴族連合軍の行動を見たトワは指示をし、トワの指示によってカレイジャスはメンフィルの技術によって搭載されていた障壁を展開した。するとその時貴族連合軍がカレイジャス向けて砲撃や射撃を行い、いくつかはカレイジャスに命中したがカレイジャスが展開された障壁に全て阻まれた為、カレイジャスは無傷だった!

「なっ!?」

「む、無傷だと!?」

「馬鹿な……軍用飛行艇も撃ち落せる砲撃を何故防げる!?」

「ええい……!撃って、撃って、撃ちまくって撃ち落せ!!」

無傷のカレイジャスを見た貴族連合軍が驚いている中、司令官は指示をした。

「―――それが貴方方の”答え”ですか。ならば容赦はしません!」

「リィンさん、お願いしますわ!」

「はい!」

セドリック皇太子の後に答えたアルフィン皇女の言葉を聞いたヴァリマールはカレイジャスの甲板から現れて貴族連合軍の目の前に現れた!



「なっ!?」

「は、”灰色の騎士人形”!?」

「秘技――――百烈桜華斬!!」

自身の登場に驚いている貴族連合軍の隙を見逃さないかのようにヴァリマールは闘気を纏った太刀で一閃した!

「ギャアアアアァァァア――――ッ!?」

「グアアアアア――――ッ!?」

かつては正規軍を圧倒した
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