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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第521話】
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て――。
『どうしたラウラ?』
「い、いえ……教官の凄まじさを目の当たりにし、私もまだまだだと……」
『そうか? ……まあこればかりは練習だからな、ラウラ』
事実そうだった、射撃訓練しなければこれ程はいかないだろう。
パワードスーツを着てはいるが、このスーツに射撃補正するものはない、あくまでもスーツを着ての射撃テストだ――反動がかなり軽減される辺り、スーツの性能の高さが窺えた。
『さて、テスト終わりだ。 ラウラも、射撃訓練もいいがたまには女の子らしくするんだぞ』
「わ、わかりました、教官」
『わはははっ。 じゃあまたな!』
そう言って射撃場を後にした有坂陽人――残されたラウラは、陽人と同じ最高レベルでの練習を開始した。
テストを終え、整備室に戻ってきた陽人、来たときよりも黒夜叉の修理は進んでいた。
『真理亜、テスト終わったぜ』
「お疲れ様ぁ。 ……どうでした?」
「ん……しょ。 ああ、全然問題なかったぜ」
バイザーヘルメットを取り外した陽人、ニカッと笑うと真理亜も安心したのか――。
「うふふ、良かったわぁ。 稼働時間の方はどうです?」
「ああ、まだ機体のエネルギー自体かなり余ってるからな。 母さん、こいつのエネルギーって何なんだ?」
「うふふ、マイクロセルって呼ばれる電池よぉ。 ……これがそうなの。 各部補助駆動を動かすのにもこれなのよぉ?」
机の引き出しから出された小さな鉄の箱。
重量も一キロとこれ程の物を動かすに到っては軽い方の分類だった。
「……もう少し小型軽量化したいんですけどねぇ……」
「ふぅん。 ……これって母さんが作ったのか?」
「えぇ」
軽い返事の様に告げる真理亜、だが明らかに他の科学者や技術者が聞いたら卒倒していただろう。
陽人自身はそんな真理亜を見ながら――。
「……世が世なら、今頃篠ノ之束じゃなく、母さんが有名になってたかもな」
「うふふ、そんなことありませんよぉ」
口許に手を当てて微笑む真理亜、パワードスーツを脱ぐと真理亜は――。
「後でこのスーツを粒子化しておきますねぇ」
「悪いな真理亜。 ……あまり遅くまで無理するなよ」
「勿論よぉ。 ……でも、昔からこういうのが好きな私ですからねぇ」
困ったように笑う真理亜だが陽人もそれをわかってるのか小さく頷く。
「んじゃ、また仕事の時間だし戻るか。 そろそろあの坊っちゃんの入校許可が下りそうだしな」
「坊っちゃん?」
「あぁ、ここ最近自分の許嫁にあいに来たっていう坊っちゃんだ。 確かラッセルとか――」
「ラッ
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