第13話
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た夢の跡といったところか。」
ロイド達の頭上から声が聞こえて来た。そして声に気付いたロイド達が見上げると、書棚の上に仮面を付けた黒衣の男――――銀がいた。
「お前は……!」
「黒装束に仮面……!」
「出やがったな……!」
「初めまして、特務支援課の諸君。どうやら余計な者が紛れ込んでいるようだが。」
警戒した表情をしているロイド達に黒衣の男は答えた後、ノエルに視線を向けた。
「……自分はただのサポートです。気にしないでください。」
「フ………まあいいだろう。」
ノエルの答えに不敵な笑みを浮かべた銀は跳躍してロイド達の前に着地した。
「お初にお目にかかる―――”銀”という者だ。まずはここまで足労願った事を労おう。」
「……ああ、随分と引きずり回してくれたもんだな。ちなみに、塔にいる奇妙な魔獣もあんたが用意したものなのか?」
「フフ……あれは元からこの塔の中に徘徊していた。腕を鈍らせないよう、歯ごたえのある狩場を捜してこの塔を見つけたのだが……中々、どうして面白い場所だ。」
「……あんたの仕業じゃないのか。」
「まあ、個人がどうこうできるものでもありませんし。」
「もし、できたら言葉通り”魔人”よね♪」
黒衣の男―――銀の話を聞いたロイドは意外そうな表情をし、ティオは納得した様子で呟き、レンはからかいの表情で呟いた。
「さて、色々と疑問はあるだろうが……まずはその前に、最後の試しをさせてもらおう。」
そして銀は剣を大剣を構え
「なっ……!?」
「どういうつもり……!?」
銀の行動にロイドと共に驚いたエリィは表情を厳しくして尋ねた。
「―――弱き者には興味はない。お前達が、わが望みに適う強さを持っているか………その身で証明してもらうぞ。」
「くっ……」
銀が呟いた言葉にロイドは表情を歪めた後仲間達と共に武器を構えた!
「やっぱりお約束ですか……」
「うふふ、伝説の凶手に挑める滅多にない機会ね♪」
「ヘッ、多勢に無勢と言いたいところだが……気を付けろ!コイツ、凄まじく強いぞ!」
「どうやら手加減する必要はなさそうですね……!」
「ええ……全力で行きましょう!」
「ふふ……いい闘志だ。――――それでは行くぞ!」
ロイド達からそれぞれ感じる闘志に銀が不敵な笑みを浮かべてロイド達との戦闘を開始しようとしたその時その場に聞き覚えのない男の声が聞こえてきた!
ククク………その戦い、俺も混ぜてもらおうか?
「!?」
「なっ!?」
「い、今の声は一体……!?」
声を聞いた銀はロイド達に襲い掛かるのを中断す
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