第13話
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て考え込んだ。
「……わかりました。だったら止めません。その代わり……あたしも助太刀します!」
「ええっ!?」
「で、でも……いいんですか?」
そして考え込んだ後提案したノエルの言葉にロイドは驚き、エリィは戸惑った様子で尋ねた。
「一応、この塔の管理はクロスベル警備隊の仕事ですし。皆さんだけを危険な目にあわせるわけには行きません。それに、いつもフランがお世話になっているみたいですし……ノエル・シーカー曹長、全力で皆さんをサポートします!」
「う、うーん……妹さんの事は、むしろ俺達が世話になってるくらいなんだけど。」
「ま、いいんじゃないか?腕は立ちそうだし、ここは手を借りておこうぜ。」
「そうですね。バックアップがいればわたしたちも助かりますし。」
「問題は”銀”が警備隊員を警戒しないかぐらいだけど………一人なら大丈夫じゃないかしら?」
「……そうだな。ノエル曹長―――よろしくお願いするよ。」
「ええ、こちらこそ!」
ロイドの言葉にノエルは力強く頷いた。その後ノエルを仲間に加えたロイド達は塔内に入った。
「これは……」
「……すごいわね……中世の建造物だそうだけど。あの光っているのは蛍か何かかしら……?」
塔内に入ったロイドとエリィは塔内の景色に驚き
「うーん、そうみたいですね。どうもこの塔、封鎖されてから十年近く放置されてるみたいで。本当は、ちゃんと調査をした方がいいとは思うんですけど……」
ノエルはエリィの言葉に頷いた後、溜息を吐いた。
「ま、あの事なかれ主義の司令のことだ。提案しても予算の無駄だって却下するのは目に見えてそうだな。」
「はあ、そうなんですよね……先輩、よくあんな司令の下で働いていましたよね?あたしにはとても無理ですよ。」
「ハハ、だから俺も警察なんかにいるんじゃねえか。」
「あ、なるほど。」
「あら……でも。あなたが警備隊を辞めたのは女性関係が原因じゃなかったの?」
「そういや、そんな話をしてたな。」
ランディとノエルが会話をしていると、エリィとロイドが割り込んだ。
「おっと……まあ、それもあるけどよ。」
「んー、おかしいなぁ。ベルガード門にいる友達からはランディ先輩の浮いた話しってあんまり聞きませんでしたけど……」
「あー、色々あんだよ。男と女の関係ってのはな。」
考え込みながら呟いたノエルの言葉を聞いたランディは苦笑しながら答えた。
「「………………………………」」
一方、周囲の異変に気づいていたティオは呆けた様子で、レンは真剣な表情で黙り込んでいた。
「どうした、ティオ、レン?何か気になるのか?」
「い
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