第三十二話 改革の反動
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マクシミリンは杖を振るい、青銅のゴーレムを一体作り出すと、そのゴーレムを思い切り殴りつけた。
青銅ゴーレムには傷ひとつ無かったが、拳の骨は折れ外に飛び出るほどの重傷だった。
痛みを感じない位マクシミリアンは腸が煮え繰り返りそうな程、怒りに震えていた。
(結局、オレの失策が原因じゃないか!)
自分の甘さが迂闊さが、事件の引き金だった事を知り、マクシミリアンの心はどん底に叩き落された。
重傷を負った拳にヒーリングを掛けると、ベッドに飛び込み布団の中に包まった。
(……今日はこのまま寝てしまおう。明日になればきっと立ち直るさ)
明日から反乱貴族討伐の為の忙しい日々が始まる。
一晩寝ればショックも薄れる事を期待して、そして決して今日の失敗を忘れないようにと心に決めたマクシミリアンは目を閉じた。
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