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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第40話
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。」
「――殿下の仰る通りさ。……最後の最後まで人任せというのはどうにも示しがつかないね。」
「アンゼリカさん、他のみんなも……」
「フフ、想いは同じなようだ。」
「アルフィン……皆さん……―――パント卿、大変厚かましいと思いますが彼らの力だけでトリスタを奪還する方法を考えて頂けないでしょうか?お願いします……!」
それぞれが自分達の力でトリスタを奪還する事を決意している様子を見たセドリック皇太子はパントを見つめて頭を下げた。
「頭をお上げ下さい、セドリック殿下。第一私はまだ”もう一つの方法”を提示していないのですから、まずはそれを聞いてから判断してください。」
「あ……!そ、そう言えばもう一つの方法があるって言ってましたよね……!?」
「ちなみにその方法はどんな方法なの?」
パントの説明を聞いたトワは声をあげ、フィーは真剣な表情で尋ねた。
「もう一つの方法は君達が望む方法―――君達自身の手で士官学院を奪還する方法だ。」
「ほ、本当ですか!?」
「一体どんな方法なのよ?さすがにその子達だけじゃ、トリスタの防衛部隊を相手にするなんて無謀だと思うのだけど。」
パントの話を聞いて仲間達と共に血相を変えたリィンが明るい表情で声をあげている中、セリーヌは不思議そうな表情で尋ねた。
「いや、正確に言えばトリスタの防衛部隊を相手にするのは彼らと”契約”している異種族達だ。そして君達は彼らが陽動部隊として防衛部隊を引きつけている間にトリスタやトールズ士官学院を守護する守備兵達を撃破してトリスタを奪還する。―――それがもう一つの方法だ。」
そしてパントはリィン達にとって驚愕の方法を口にした。
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