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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第40話
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ア州に襲撃してノルティア州を支配下に置いて、再び貴族連合に加担させる準備やノルティア州の貴族達を人質に取る準備もしているのでしょうか?」

「アンちゃん………」

エマは複雑そうな表情で推測し、パント達に尋ねるアンゼリカをトワは心配そうな表情で見つめた。



「すまないがそれについては何とも言えない。さっきも言った通り貴族連合軍に潜入していたメンフィル軍の諜報部隊は全員撤退したからね。今話した全てが諜報部隊が持ち帰った貴族連合の”最後の情報”だ。」

「ですが今の話を聞けば、皆さんにとっても他人事で無く、”最悪の事態”に陥ってしまった事は理解したかと思います。」

「貴族連合が貴族達の家族を人質にしている事がオレ達にとって”最悪の事態”とはどういう事なのですか……?」

パントの後に答えたシグルーンの話を聞いたガイウスは不思議そうな表情で首を傾げて尋ね

「貴族達に引き続き協力してもらう為にも、貴族連合は自分達が占領したドライケルスが建てた学び舎にいる者達にも手を伸ばしている可能性が高いという事です。」

「!!まさか……!」

「士官学院にいる貴族出身の生徒や教官達が危ないよ……!」

「……メンフィルに占領されたバリアハートとオルディス、後は正規軍に占領された都市や町の領主をしていた貴族達が親の生徒達は大丈夫だと思うけど、それ以外の貴族生徒達が危ないだろうね。」

リアンヌの指摘を聞いたリィンは目を見開き、トワは表情を青褪めさせ、ジョルジュは辛そうな表情で推測し

「………貴族出身の教官はメアリー教官とハインリッヒ教頭。ルーレに滞在しているメアリー教官は大丈夫でしょうけど、学院に残っているハインリッヒ教頭はわからないわね……」

「”フロラルド伯爵家”の実家はメンフィルに占領されたバリアハートだから、多分フェリス達は大丈夫だと思うけど……」

「………セレーネ、エーデル部長って、確か西部の貴族じゃなかったっけ?」

「はい……確かそう聞いていますわ。」

サラ教官は厳しい表情で考え込み、アリサは不安そうな表情をし、辛そうな表情をしているフィーの疑問にセレーネは心配そうな表情で頷き

「……ランベルト部長も西部の貴族だから、部長にも危機が迫っているだろうな。当然残りの”四大名門”の三男であるあの男も例外ではないだろうな。」

「”ハイアームズ侯爵家”のパトリックか…………」

「そ、そんな……同じ”四大名門”であるのですから、さすがにパトリックさんには危害を加えないと思うのですが……」

ユーシスの推測を聞いたマキアスは複雑そうな表情をし、エリスは不安そうな表情をした。



「いや、唯一残った”四大名門”の子息である彼はむしろ真っ先に狙われる対象だと思う。しかも
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