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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第40話
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と変化した者達と相対する事があれば、滅しなさい。―――それが私達ができるその者達を”救う”唯一の方法です。」
「………………」
リアンヌの助言を聞いたその場にいる全員は何も言葉を口にできず、重苦しい空気を纏って黙り込んでいた。
「……パント卿。俺達に教える情報は以上でしょうか?」
「いや……まだ最悪の情報が一つ残っている。」
そしてリィンに訊ねられたパントは重々しい様子を纏って答えた。
「最悪の情報が一つ残っているって……!」
「い、一体どのような情報なのでしょうか……?」
「……先程の話以上に”最悪”と言える話って、どんな話よ。」
パントの答えを聞いたアリサは信じられない表情をし、セレーネは不安そうな表情で尋ね、セリーヌは目を細めた。
「それを答える前に……君達は貴族連合から脱退する貴族達が増えている話は覚えているかい?」
「は、はい……ノルティア州が貴族連合から脱退した事をきっかけに、西部の貴族達も貴族連合からの脱退や貴族連合への出資を中断している話ですよね?」
「それとパント卿が仰った”最悪の情報”がどう関係するのでしょうか?」
パントの問いかけにトワは戸惑いの表情で頷き、ジョルジュはパント達を見つめて尋ねた。
「……諜報部隊の報告では貴族連合軍は貴族達の家に踏み込んで、貴族達の家族を拘束して、様々な場所に軟禁しているとの事です。」
「なっ!?」
「そ、それって……!」
「人質かっ!」
ルイーズの話を聞いて仲間達と共に血相を変えたリィンは驚き、エリオットは信じられない表情をし、ユーシスは厳しい表情で声をあげ
「そ、そんな……どうして貴族連合軍が自分達の味方の貴族の方々を拘束して軟禁しているのですか!?」
「それに一体誰がそのような事を命じているのですか!?」
アルフィン皇女とセドリック皇太子はそれぞれ怒りの表情で尋ねた。
「まあ〜、状況を考えたら貴族連合が負けたら絶対に自分は破滅するって確信している貴族連合軍の総指揮権を持っている人の仕業だろうね〜。」
「―――間違いなく”主宰”のカイエン公だね。」
「愚かな……!自分と共に皇家に刃を向ける事を決めた同志である貴族の方々に対する裏切り行為をする等、カイエン公はどこまで愚かになれば気が済むのだ……!?」
疲れた表情で推測するミリアムの言葉に続くようにフィーは真剣な表情で呟き、ラウラは厳しい表情をし
「……ノルティア州が貴族連合から脱退した事で、カイエン公は疑心暗鬼に陥って、そのような凶行を実行したのかもしれませんね……」
「………………パント卿、シグルーン中将閣下。まさかとは思いますが貴族連合軍は”裏切り者”のノルティ
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