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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第40話
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戦いによって消滅寸前でしたが、その場に駆け付けた”空の女神”の術によって元の姿に戻り、命を取り留めたとの事です。」

「ええっ!?エイドス様が!?」

「まあ、”あんなの”でも”空の女神”だからね。そのくらいの事もできるだろうね。」

「え、ええ……(どうして皆さん、女神様の事をそんなぞんざいな扱いにするのでしょう……?)」

ジョルジュの質問に答えたリアンヌの話を聞いたセレーネは驚き、静かな表情で呟いたフィーの言葉にエリスは内心戸惑いながら頷いた。



「ちなみに”空の女神”が駆け付けてくるまでに”特務支援課”と共にいた”星杯騎士”に加えて後から駆け付けて来た”守護騎士(ドミニオン)”がかつてアーネスト・ライズを救ったように同じ”法術”をかけたそうだが、元の姿に戻らなかったとの事だ。――――以上の事から、”新型のグノーシス”を投与された者達はどうなるか、わかるだろう?」

「……つまり”新型のグノーシス”によって巨大な魔人へと変化した連中を現状助けられるのは”空の女神”だけって事になるわね……」

「そ、そんな………!それじゃあ最悪その”新型のグノーシス”を投与された領邦軍の方々は全員助からないという事になりますわよね……!?」

「あのふざけた女神がいれば、解呪も可能だとの事ですが……」

「エイドスさんはクロスベルにいるから無理だよね……」

パントの話を聞いてある結論が出たサラ教官は重々しい様子を纏って呟き、アルフィン皇女は悲痛そうな表情をし、ユーシスは複雑そうな表情で呟き、エリオットは暗い雰囲気を纏って呟き

「あ、あの………でしたら女神様に事情を説明して、いざという時の為に私達に協力して頂く事はできないでしょうか?」

エリスは不安そうな表情で提案した。



「―――確かに良い案だが、少なくても”碧の大樹”をどうにかしない限りは”空の女神”は君達に力を貸さないだろう。彼女がゼムリアに降り立った理由はクロイス家の暴走を止める為だからね。ディーター・クロイスは拘束されたが、まだマリアベル・クロイスが残っていて、あの碧の大樹にいる。その事から考えるとクロイス家の真の目的は”碧の大樹”だろう。」

「そ、そんな……」

「クロイス家の暴走を止める為という事は”碧の大樹”をどうにかした後なら交渉の余地はあるって事よね?こうなったらもう、”特務支援課”やエイドス達が”碧の大樹”をさっさと何とかする事を祈るしかないわね……」

「まあ”碧の大樹”に挑むメンバーを考えたら、そんなに長くかからないと思うけど。」

パントの話を聞いたトワは辛そうな表情をし、重々しい様子を纏って呟いたサラ教官の言葉を聞いたフィーは静かな表情で推測した。

「もし”新型のグノーシス”によって大型の魔人へ
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