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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第40話
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々なんだよ……」

シグルーンの答えを聞いたラウラは厳しい表情をし、フィーは真剣な表情で呟き、鼻を鳴らして呟いたユーシスの言葉を聞いたマキアスは疲れた表情をした。



「で、ですが……どうしてかの”教団”の司祭が貴族連合の協力者になっただけで、貴族連合に潜入していたメンフィル軍の諜報部隊の正体が判明してしまったのでしょう?」

「相手は亡霊ですから、もしかして亡霊である事を利用して貴族連合の兵士がメンフィル軍の諜報部隊かどうかを確かめていたのでしょうか?」

「亡霊ですから当然姿を消すと言った芸当はできるでしょうけど……貴族連合に潜入していたメンフィル軍の諜報部隊の数は恐らく相当な数でしょうから、僅か2週間足らずで全員の正体を知るには時間が足りないと思うのですが……」

一方アルフィン皇女やセレーネ、エマはそれぞれ戸惑いの表情で考え込んだ。

「……恐らく諜報部隊の正体が悟られた原因は”グノーシス”かと思われます。」

「え……そこでどうして”教団”が開発したという薬が出て来るのでしょうか?」

「!!なるほどね……確かに”グノーシス”を使えば、貴族連合に潜入していたメンフィル軍の諜報部隊がわかってもおかしくないでしょうね。」

リアンヌの推測を聞いたエリスが不思議そうな表情で首を傾げている中、サラ教官は血相を変えて厳しい表情で呟き

「サラ教官?それはどういう事なのですか?確か話によると”グノーシス”は大幅な身体能力の上昇や”魔人化(デモナイズ)”の効果があるとの事ですが……」

サラ教官の言葉が気になったアンゼリカは真剣な表情で問いかけた。



「…………かつてヨアヒム・ギュンターと対峙した”特務支援課”やエステル達はヨアヒムに自分達の”記憶”を読み取られたそうよ。恐らくヨアヒムや”グノーシス”を投与された領邦軍の兵士達によって、潜入していたメンフィル軍の諜報部隊の”記憶”が読み取られて、それで正体がバレたのだと思うわ。」

「ええっ!?他人の記憶を読み取る!?」

「ひ、非常識な……」

サラ教官の説明を聞いたエリオットは驚き、マキアスは疲れた表情で呟いた。

「問題となる”グノーシス”についてなのだが……エリゼの報告によるとヨアヒム・ギュンターは新型の”グノーシス”を開発したそうだ。」

「”新型のグノーシス”ですって!?」

「し、しかもどうして姉様がその事を……!」

「まさか……エリゼはクロスベルでヨアヒム・ギュンターと会ったのですか!?」

パントの話を聞いたサラ教官は厳しい表情をし、エリスは信じられない表情をし、ある事に気付いたリィンは血相を変えて尋ねた。



「ええ。エリゼさんの報告によると彼女が特務支援課の方々と共にディーター・クロイス
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