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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第39話
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私の部下として私と共に陛下達をお守りして頂きます。」

「!という事はあの”神速”とやらを含めた”鉄機隊”に所属している騎士達もメンフィルに……!」

「本当に一体どこまで戦力過剰にすれば気がすむの、メンフィルは。」

サラ教官の問いかけに答えたリアンヌの話を聞いたラウラは目を見開き、フィーはジト目になった。



「……”鋼の聖女”。リィン達に力を貸す理由は三つあるって言ってたよな?残り二つの理由は何なんだ?」

「あ…………」

トヴァルの疑問を聞いたセレーネは呆けた表情でリアンヌを見つめ

「……二つ目の理由はかつては”主”と仰いだ方への”最後の義理”を果たす為にその”主”の子孫に協力する”Z組”に力を貸す事に決めたのです。」

「サンドロッド卿の”主の子孫”という事は……!」

「――――ドライケルス大帝の子孫であるわたくし達”アルノール家”の事ですわね。」

リアンヌの説明を聞いたエリスは目を見開いてセドリック皇太子とアルフィン皇女を見つめ、アルフィン皇女は複雑そうな表情で答えた。



「その……サンドロッド卿。一つ聞きたい事があります。」

「何でしょうか。」

「セ、セドリック……?」

セドリック皇太子のリアンヌへの質問を聞いたアルフィン皇女は戸惑いの表情をした。

「……伝承では貴女は”獅子戦役”が終結し、ドライケルス大帝の即位後謎の死を遂げたと伝えられています。貴女は何故自分の死を偽装したのですか?」

「………………」

「あ……」

「サンドロッド卿の死について様々な仮説がありますが……何故貴女は未だ存命であるにも関わらず、死亡した事になっているのでしょうか?」

セドリック皇太子の疑問にリアンヌが黙り込んでいる中、エリスは不安そうな表情でリアンヌを見つめ、ラウラは真剣な表情でリアンヌを見つめて尋ねた。



「……権力は時に人を変える……―――それが答えです。」

「え…………」

「”権力は時に人を変える”……一体どういう意味なのですか?」

「意味不明だし。」

リアンヌの答えにセドリック皇太子が呆けている中、セレーネは不思議そうな表情をし、フィーはジト目でリアンヌを見つめた。

「―――話を続けます。最後の理由ですが……最後の理由は約4ヶ月程前に貴方方”Z組”に我が城に巣食う魔物達を私の代わりに滅して頂いたという”恩”がありましたので、その”恩”を返す為です。」

「や、”槍の聖女”の城に巣食う魔物達を約4ヶ月前に僕達が退治した……?」

「あ!もしかして”特別実習”でのローエングリン城の事を言っているんじゃないの!?」

リアンヌの説明にマキアスが戸惑っている中、心当たりがあるミリアムは声を上げた。

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