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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第38話
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スベル帝国に要請するでしょう。」
「うふふ、パント卿の教育のお蔭で立派に成長したわね、セドリック♪この事をお父様達が知ったら、きっと驚いて喜ぶでしょうね♪」
「ふ、二人とも褒めすぎですよ。それにその為には”戦争回避条約”の猶予期間を守ってエレボニアの内戦を終結させる必要があるのですから、まだ楽観視するのは早いです。皆さん、クロウさんの為にも必ず猶予期間以内に内戦を終結させましょう……!」
パントとアルフィン皇女に称賛されたセドリック皇太子は謙遜した様子で答えた後真剣な表情になってリィン達を見回して号令をかけ
「はいっ!!」
リィン達はそれぞれ力強く頷いた。
「そう言えばヴィータの話は出なかったけど、ヴィータはどうなったのかしら?」
その時ある事を思い出したセリーヌはパント達に尋ね
「”蒼の深淵”でしたら、ウルスラ間道にてファラ・サウリン卿達と交戦していたそうですが……ファラ・サウリン卿達に敗北し、更に援軍として現れたセリカ殿によって”結社”の”盟主”が殺された事を知らされた後慌てた様子で撤退したとの事ですわ。」
セリーヌの問いかけに対して、シグルーンは驚愕の事実を伝えた。
「何だと!?」
「な――――”結社”の”盟主”が殺されたですって!?」
”結社”の”盟主”の殺害という驚愕の事実を知ったトヴァルは驚き、サラ教官は信じられない表情で声を上げ
「ちょっと待って!アンタたちメンフィルは一体どうやって”結社”の”盟主”や他の”蛇の使徒”達の居場所を知ったのよ!?」
ある事に気付いたセリーヌは血相を変えて尋ねた。
「―――その件については私が詳しい説明をさせて頂きます。」
するとその時レグラムにある”槍の聖女”の石像と瓜二つの女性騎士がブリッジの出入り口から現れた!
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