暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第37話
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「博士……お願いですから、少しは相手の立場を考えて発言してくださいよ……」
「まあ、相手は”規格外”だらけのメンフィルの貴族だから、案外頷くかもしれないね。」
「ア、アハハ……」
ジョルジュは疲れた表情で指摘し、ジト目でパントを見つめるフィーの言葉を聞いたエマは冷や汗をかいて苦笑していた。
「そ、それはともかく………素晴らしい輝きの刀ですね。」
「はい……これ程の輝き、今まで見た事がありません。」
「それに刀からウィル様に創って頂いたこの武具以上の凄まじい魔力を感じますわ……」
アルフィン皇女の言葉にエリスとセレーネはそれぞれ頷き
「ゼムリアストーン……七耀脈を通じて結晶化する謎の鉱石か。」
「……以前の剣と比べると、威力はどれ程違うのでしょうか?」
アンゼリカの言葉に続くようにセドリック皇太子は興味ありげな表情で太刀を見つめながら呟いた。
「正直、名工の鍛えた物と斬れ味は比較しないでくれ。だが、多分ヴァリマールの”手”には馴染むと思うよ。」
「わかりました―――それでは。」
ヴァリマールが太刀を手に取ったその時、ヴァリマールの
核
(
ケルン
)
と太刀の柄にはめ込まれた球体が反応し合った!
「これは―――」
「騎神と刀が共鳴し合っている……?」
「うんうん、間違いないよー!」
共鳴し合う騎神と刀の様子に仲間達が驚いている中、ヴァリマールは刀を構え直した。
「す、凄いや……」
「……見事だな。」
「ん、カッコいい。」
「フフ、姉様にも今の兄様を見て頂きたいです……」
「エリゼお姉様もきっと驚くでしょうね……」
刀を構え直したヴァリマールにエリオット達が見惚れている中、エリスとセレーネはそれぞれ微笑み
「よ、よくわからないがとんでもないのはわかるぞ。」
「ああ、これならばきっと―――」
マキアスの言葉に頷いたユーシスは静かな笑みを浮かべた。
「武装でばいすカラノふぃーどばっくヲ完了―――タシカニ”手ニ馴染ム”心地ダ。」
「はは、そっか。」
「行けそうね?」
「……ああ、想像以上だ。これで何とか―――クロウの背中が見えて来た。」
セリーヌに視線を向けられたリィンは静かな表情で頷いた。
「シュミット博士、パント卿。ジョルジュ先輩も―――本当にありがとうございました。」
「フン、礼は無用だ。私は私の知的好奇心を勝手に満たしただけのこと。それを貴様がどのように使うかは関知するところではない。」
「はは、照れ隠しとかじゃなくて本当にそう思ってるんだからな……」
「フフ、私は”紅き翼”の協力者としての義務を果たしたまでだ。それに私にと
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ