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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第36話
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シス”のせいでしょうか?」
「!!そう言えば、ヨアヒムやアーネストの時と違い、紅い光を放っているのではなく赤紫色の光を放っているな……!」
ティオの推測を聞いたダドリーは目を見開いてディーターを見つめた。
「後は彼がアーネストのように踏み止まっていない事も原因の一つだろうね。確かケビンの報告ではロイドの言葉が無かったら自分の力でもアーネストは助けられなかったって書いてあったよ?」
「わかった……!―――ディーターさん!気をしっかり持ってください!マリアベルさん達に利用されて裏切られた事はショックだと思いますが、それでも貴方は生きるべきです!」
ワジの推測を聞いたロイドはディーターを見つめて声をあげ
「おじさま!おじさまは絶対に助かります!だから絶対に諦めないで下さい!」
エリィも続くようにロイドと肩を並べて声を上げた。
「ググ……ガガガ…………」
ロイドとエリィの叫びを聞いたディーターは何も答えず唸り
「よし、その調子だ!」
その様子を見たダドリーは明るい表情をした。
「アアアアアアアアアアアッ!」
しかしその瞬間ディーターは再び苦しみだし、収まっていた赤紫色の光が再び出始め、さらに激しい赤紫色の光を放ち始めた!
「そ、そんな!?どうして二人の声が届いていないんですか!?」
「クッ、これも新型の”グノーシス”によるものなのか……!?」
ディーターの様子を見たノエルは悲痛そうな表情をし、ダドリーは唇を噛みしめ
「聖職者で駄目なら本物の女神に頼るしかないんじゃねえのか!?」
「エイドスさんですか……確かにエイドスさんやその母親であるフィーナさんでしたら可能かもしれませんが……」
「―――問題は空の女神やフィーナがここに到着するまでにディーターが身体を保っていられるかだぞ。」
「ああ。今から呼んだとしても、間に合わねぇぞ。」
ランディの提案を聞いたティオが複雑そうな表情をしている中、ヴァイスとギュランドロスは重々しい様子を纏って呟いた。
「!―――いえ、どうやら間に合ったようです。」
「え……」
一方何かに気付いて空を見上げて呟いたルフィナの言葉を聞いたロイドが呆けたその時、何とロイド達の頭上に”メルカバ”の伍号機が滞空し、そしてエイドスが甲板から跳躍して着地する瞬間風の魔力を纏って落下の勢いを殺し、ロイド達の前に着地した!
「―――お待たせしました。ルフィナさんから通信で事情を聞いたケビンさん達が急がせてくれたお蔭で何とか間に合ったようですね。」
「貴女は……!」
「女神様……!どうか御身の御力で、おじさまを救ってあげてください……!」
エイドスの登場にロイドが驚いている中
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