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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
外伝〜”白の神機”ヴァイスリッター〜
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目の理由だけど、その”スポンサー”に”お礼”をするつもりでこの場に現れたのさ。」

ロイドの問いかけに答えたヨアヒムは醜悪な笑みを浮かべてディーター大統領を見つめた。



「なっ!?私に何をするつもりだ……!?」

ヨアヒムに見つめられたディーター大統領は恐怖の表情でヨアヒムを見つめ

「フフ、怖がる必要はないよ?何せ僕は今まで僕達”D∴G教団”に出資してくれたお礼に命に危機に陥っている貴方に力を貸す為に現れたのだから。」

ヨアヒムは醜悪な笑みを浮かべながら赤紫色の液体が入った注射器を取りだした。

「赤紫色の液体が入った注射器……?”グノーシス”は確か青と赤だと聞いていますが……」

「!!まさか……新型の”グノーシス”か!?」

注射器を見たエリゼが不思議そうな表情をしている中、ある事に気付いたロイドは血相を変え

「新型の”グノーシス”だと!?」

「!いけない!大統領に投与するつもりよ!」

「おじさま――――!」

ロイドの推測を聞いたダドリーは厳しい表情で声をあげ、ある事に気付いたルフィナがボウガンを構え、エリィが悲鳴を上げたその時ヨアヒムはディーター大統領の首筋に注射した!



「うっ!?な、何だ……!?か、体が熱く…………!?」

「しまった……!」

「!―――気を付けてください!ディーターさんから凄まじい霊圧を感じます!」

注射器に刺されたディーター大統領が身体を震わせるとロイドは唇を噛みしめ、ある事に気付いたティオが警告をしたその時!

「う……ああぁぁぁぁぁぁあああ――――――ッ!?」

ディーター大統領は悲鳴を上げながら巨大化した魔人へと変わり果てた!

「な……!?」

「これが”グノーシス”による”魔人化(デモナイズ)”……!」

「そ、そんな……」

魔人化したディーター大統領を見たエリゼは驚き、ルフィナは厳しい表情をし、かつて戦ったヨアヒムが魔人化し、消滅した出来事を思い出したエリィは悲痛そうな表情をした。

「ハハハハハハハッ!念の為に言っておくけど、彼を助けようなんて思わない事だね!さっき投与した”グノーシス”は新たな調合によって創られた”グノーシス”だから、以前君達が使った”グノーシス”の解毒薬の効果はないよ!」

そしてヨアヒムは高笑いをしながら転移魔術でその場から消え

「引っ掻き回すだけ引っ掻き回してトンズラかよ……!」

「今はそれよりもディーターさんです……!」

ヨアヒムが消えた場所をランディが睨んでいる中、ティオは仲間達に忠告した。



「オオオォォォォオオオォォオオ――――――ッ!」

「―――全員、ディーターを殺す覚悟を決めろ!もはやああなってしまった奴を救う術はな
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